木村拓哉、テレビ朝日系ドラマで自身初のボディーガード役に 『なるほど、そうきたか!』という意外性が」

脚本は「昼顔」「GOOD LUCK!!」など手掛けたヒットメーカーの井上由美子氏。

木村拓哉がボディーガードに 『ドクターX』枠で1月スタート

俳優の木村拓哉が、来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ『BG(ビージー)~身辺警護人~(仮)』(毎週木曜 後9:00)に主演することがわかった。現在、『ドクターX~外科医・大門未知子~』が放送中のドラマ枠は、2015年4月期の『アイムホーム』以来、2度目。新ドラマで木村が挑むのは、自身初となるボディーガード役で「この職業をテーマに選んでくれたことに感謝したい、と思いました。『なるほど、そうきたか!』という意外性がありました」と、期待感をつのらせている。

木村が演じる主人公・島崎章(しまざき・あきら)は、民間の警備会社のボディーガード。公的組織である警視庁のSP(セキュリティーポリス)とは異なり、あくまで民間人なので、当然のことながら拳銃や殺傷能力の高い武器を持たずに、命を左右する緊迫した状況にも丸腰で立ち向かわなければならず、正当防衛でないと反撃することも許されない。クライアントの依頼は絶対であり、どんな状況でも警護対象者を護らなければならない。そんな"究極のサービス業"を題材に、民間の警備会社で身辺警護課所属する男たちの熱く、泥臭い戦いの日々を鮮烈に、そしてリアルに描く。

ボディーガードに警護された経験もある木村は「彼らがいてくださるというだけで安心感がすごいです。でも実際には何事も起きたりはせずに、その日の任務を終えて『では、これで失礼します』と言って帰っていかれるんです。もちろんボディーガードという職務にとっては、何も起きないことが100点満点ではあると思うのですが、このリアリティーをドラマでどのように描いていくのか...。ドラマですので、毎回何も起きずに終わるわけはなく、そこはしっかりとスリリングに描いていきたいですよね(笑)」と、実感を込めた。

期待の矛先は、本作を完全オリジナルで描く、脚本家の井上由美子氏に向けられている。井上氏は、『白い巨塔』(03年、フジテレビ)、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年、フジテレビ)、『緊急取調室』シリーズ(14年~、テレビ朝日)などを生んだヒットメーカー。木村の主演作も2作、『GOOD LUCK!!』(03年TBS)と『エンジン』(05年、フジテレビ)を手がけており、社会現象を巻き起こすほどの反響を呼んだ。

13年ぶりの井上氏とのタッグに木村は「いつも出来上がってきた本に驚かされます。女性目線で描く男性の心理・世界もとても興味深いので、今回も井上さんが作ってくださる世界の中で、存分に章という男を担っていきたいと思います」と、話している。

今回、木村が演じる章は、私生活では、中学生の息子とふたり暮らしという設定。息子の思春期もともなってか、いまいち円滑なコミュニケーションはとれていない父親役というのも、大きなチャレンジとなるはずだ。

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