あの人のことば

香取慎吾、『新しい地図』に何を描く? 「応援してくれる方々に、返していかなきゃ」【インタビュー】

「30年、もっとでかい批判をいっぱい浴びてきた」。稲垣吾郎・草彅剛とともに歩む心境を語った。

2017年10月24日 15時00分 JST | 更新 2017年10月24日 15時33分 JST
(C)AbemaTV

「もっと何にもないと思っていたんですけど、びっくりするくらい笑顔で迎えてくれる方々が多い」

稲垣吾郎や草彅剛とともに公式ファンサイト『新しい地図』を立ち上げた香取慎吾は、ハフポスト日本版を含むメディアの共同取材の場で、今の心境について感慨深げに語った。

今後は活動の範囲をインターネットやSNSにも広げていく。

新しいチャレンジには逆風もつきまとう。自分の名前をネットで検索するエゴサーチもするという。しかし本人は、たとえ批判の声があっても、「もう30年、もっとでかい批判をいっぱい浴びてきたので。なんか、それはやっぱりこう、100人が100人いいよって言ってくれるわけはない」と冷静だ。

「バカにされたっていい」。『新しい地図』が打ち出したメッセージと共鳴しているようだ。自由になった香取は約30分間、"自分の言葉"で語り続けた。

――「新しい地図」を9月に立ち上げました。新しいスタートを切って、今どんな心境ですか?

まだまだ始まったばかりで、ゼロからのスタートで、本当にゼロな気持ちなんですけど。

それにしては色々な人たちの力を借りられていて、一緒に何かやろうって言ってくださる方々が、僕が思っていた以上に多い。

だから何かこう、「ゼロからだから」とかじゃなくて。もはやスタートしてまだちょっとしか経たないのに、今こうして力になってくれている方々、応援してくれる方々も含めて、「返していかなきゃな」と思っています。

もっと何にもないと思っていたんですけど、びっくりするくらい笑顔で迎えてくれる方々が多いから。(協力してくれる人たちは)「全然いいよ」って言ってくれるけど、スタートしたので、その人たちにこれから返していきたいっていう感じですかね。

(C)AbemaTV

――新しい地図などの動きに関しては、香取さんのアイデアも入っているんですか?

そうだなぁ...ふたり(稲垣・草彅)よりかは入ってるくらいですかね。

それよりも僕がびっくりするような、僕の中ではウルトラマン大集合的な感じの、とんでもなく優秀なスタッフが勢揃いしちゃっているので、もう痺れますよね。こんなに集まったところを僕も見たことがない。本当に夢のような現場ですよ。

その頭脳が集まって、みんなで打ち合わせしたりして、すごいことになっちゃったなぁって。だから安心感もあります。

――SNSもそうですし、今、3人は新しいことをどんどん始められていて。これまでと変わったところ、変わらないところもあると思います。改めてこれから仕事をしていく上で、大事にしていきたいことは何でしょうか?

遊びたいというか、楽しみたいというか。

クリエイティブなこととかを結構頭に詰めて作っていく方なんですけど、それを、もっともっとしかめっ面にならずに、笑顔で「くっだらねー」とか「いいじゃんこれ、かっこよくない?かっこいいからやっちゃおうよ」とかみんなでこう、笑いながら。そこにあるお仕事をやっていけたらなと思います。

――Twitterの第一声では何をつぶやきたいですか?

それは今言わないでしょうねぇ。言わないでしょうけど、そうだなぁ...今もう、(アカウントが)あるので。

僕もみなさんと同じように、見てますよ。「ああもうフォロワー何万人だ!」みたいなのを、見てます。

「まだツイートされてません」みたいな画面を見ながら...変なところいじったらツイートしちゃうんじゃないかな、みたいな。きっとそんなことはないじゃないですか。でも、ちょっとこうヒヤヒヤしながら見て。「すごいなぁ、ありがたいなぁ」と思いながら。

何を最初に言うんですかね。うーん。

――草彅さんは、「よろしくお願いします」と呟こうと3人で話し合ったと言っていました。

いやぁ、まったくベタすぎて。「よろしくお願いします」。それはふたりがしても僕はしないと思う。(笑)

――稲垣さん、草彅さんと一緒にSNSの勉強会もされているとか。色々学ぶ中で、SNSへの興味は高まっていきましたか?

僕は、興味は元々あったんだけど、あのふたり(稲垣・草彅)よりは知っているくらいのところというか。友達同士の会話で、SNSをあまり知らない人に「いや知らないの?こうだよ」と言って、もっと知っている人に突っ込まれたら「いや俺、そこまでわかんない」ぐらいの知識。

だからすごく興味があるし、勉強しているのも楽しいし、いざ始められるのもすごく楽しみ。始めたらどんなことやろうって。

でも、そうですね。「自由だ、自由だ」と言いながらも、気をつけなきゃいけないことをいっぱい言われたりとかもするので、「どうすればいいんですか」みたいなところもある。けど、それよりも本当に純粋に楽しみだから、「よしやろう」みたいな思いの方が大きいですね。

――3人の中で、SNSについては香取さんが一番使いこなされていると思います。過去にパーフェクトビジネスアイドルとご自身を評していたこともありましたが、どこまで出すか出さないかというところが気になるんですが...。

僕が一番だとは思うんですけど、それにしても、そこまでじゃないなぁって改めて思ってますよ。インスタとか知っているようで知らないんで。

一気に始まるじゃないですか。今のままの知識じゃパーフェクトじゃないので、どうしたもんかなぁと。きっと個人的に何かやってみようというんだったら突き詰めると思うんだけど、「SNS始めます」みたいな時に、今からひとりで勉強しすぎても。それは番組として、今回の企画としては違うのかなぁとか。そう考えているところがパーフェクトですよねぇ。

(一同笑い)

――香取さんは、これまでにSNSを見ることってあったんですか?

誰かをフォローとかは、やってないから出来ないんですよね。チェックしたりとかもなくて。でも人気があるっていうので、(渡辺)直美のインスタをちょっと見た。

――エゴサーチで、ご自分の名前を検索されたりとかは?

全然しますよ。(普通は)それはしないんですか?しますよ。みんなすっごく応援してくれてるから、すごい力になりますよ。「よし、頑張ろう」って思います。

――もし批判の声があったりしても、あまり気にしないのでしょうか。

全然。もう30年もやってきたんで。もっとでかい批判をいっぱい浴びてきたので。なんか、それはやっぱりこう、100人が100人いいよって言ってくれるわけはないので。

でも、僕が見ている限り応援してくれる人の方が多いように感じているから、それが逆転した時はちょっとどうかと思いますけど、その批判もいいアドバイスとは思っちゃうかもしれない。

「ああ、こんな風に思われるんだなぁ」とか。ひとつのことに対して「よかった」という人と、いや「ふざけるな」という人がいて。どこで「ふざけるな」と思うかというところって、そこなんだとか。

良いと思ってもらえるように色んなことをやっていて。悪い反応がある時にどう思われるか、そこを考えるところから始めてはいないんですよ。だけど悪い反応があった時は、「あ、そこが気になったんだなぁ」という風に受け止めています。

――ファンの方の反応も見ていらっしゃる?

そうですね。そんなにしょっちゅうじゃないですけど、見ますね。

見ようと思わなくても、どんどん勝手に見られるじゃないですか。それで見ていくと、本当にファンの方の声は頑張れる言葉になっています。

(C)AbemaTV

――SNSでは、ファンの方とダイレクトにコミュニケーションを取ることもできますよね。

コメントとか、そのシステム自体まだ把握できていないんですけど、するとしたとして「誰とするの?」みたいな。

コミュニケーションとるなら、みんなとしたいって思っている僕じゃ、きっとダメなんですよね。でもみんなとは出来ないじゃないですか。だから、「じゃあやらないの?やらないってどうなの?」みたいな...。(しばし考え込む)誰に返信するか選ぶんですか?

――選ぶというか、たまたま目についたコメントに返信をしたり。

たまたま目に付くってどういうことですかねぇ...そこが選べない。僕はたまたまとか、選べない。しないっていう選択もあるんですか?

――全然、アリだと思いますよ。

超怖い。一回返信して、急にしなくなるのも変でしょう。

――InstagramTwitterと違って、写真や動画中心のSNSなので、どういった使い分けをされるのか気になりました。例えば、プライベートが垣間見える投稿もしたりするのかな、とか。

勉強会で、「プライベートを垣間見せてください」と言われました。こんな投稿は人気がないのでNGです、だからこんな感じがいいみたいな...実際にやっている方々の写真を見ながら、勉強会をしてます。

Instagramでも返信って出来るんですか?

――Instagramでも出来ます。

(小声で)なにそれ...。だって、ひとりふたりとやりとりして...他の仕事、できなくなっちゃうくらい。やり続けたいじゃないですか、やるなら。

...まだまだこれからですね、本当。

(C)AbemaTV

――3人が共演するAbemaTVの生放送番組『72時間ホンネテレビ』が控えています。これまでの芸能活動で一番長い番組になると思いますが、意気込みを教えてください。

すごく楽しみです。僕はずっとカメラの中で、テレビの中で生きてきたので、3人の中でも、24時間とか、2、3日間くらいテレビに映っていても平気な方だと思うんですよね。そんなにそれが嫌だなぁとかも思わず、普通にいれると思うんですけど。

一番心配しているのはやっぱり吾郎ちゃんですね。やっぱりこう...いろいろと、大丈夫なのかなぁとか。これから打ち合わせを詰める中で、僕の仕事としては、稲垣・草彅のNGな部分をちゃんと僕が打ち合わせしていかなきゃいけないなぁと。僕はもう本当に、自分は何でもアリだと思っているんで。

それにしても3日間っていうのは...1日とかだったら全然。それこそ睡眠も取らなくても24時間ぐらい起きてる日とか、普段からあるんで。

吾郎ちゃんが綺麗に映るようにしなければいけないな、とか。草彅剛の、あのー、"暴走"を防がなければいけない。僕はそんな仕事を出来たらなぁと思ってます。

――番組でやってみたいことはありますか?

やってみたいこと。そうですねぇ、改めて聞かれると...。

大丈夫かなぁとは思うんですけど。眠っているところを普通にずっと映してほしいです。「72時間起きてるんですか?」って、最近毎日誰かしらに言われる。72時間テレビっていうと起きてるみたいな感じがあるのか。

全然寝るんで。全然寝ますし、下手したらその眠っているところ、8時間寝てるところとかを映してみたいなとも思いますねぇ。

――数多くの芸能人の参加も決まっていますね。

キャイ〜ンは、出演が決まったというのを見てたら、ウドちゃんからメールがきて。いつも長い文章なんですよ、本当に。「この度はAbemaTVに呼んでいただき、ありがたき幸せ...」みたいなのが書いてあって。

でもミーハーな気持ちにもなっちゃって、「あ、いまニュースになってる人からメールきた」みたいな。

嬉しかったですね。うん。そうですね、色んな方が出演してくださるというのを聞いて、幸せですよ。本当に嬉しいです。

――会いたい方とかはいらっしゃる?

草彅が言ってましたね、3人での食事会の時に。誰に来てほしい?って話をしてたら、「ジャスティン・ビーバー」って。

(一同笑い)

――3人での食事会では、番組を「こうしていこう」みたいな話も結構されているんですか?

草彅がくるみ(草彅の愛犬)を連れてきまして。食事の場に。わんちゃんが来てたので、番組の内容とかっていうよりも...吾郎ちゃんが思いっきり腕を噛まれてました。

甘噛みの感じから入って、最後はカプっと噛まれてて。「痛い痛い」みたいな。そんな食事会。終始、草彅は僕らに言うわけじゃなく、くるみちゃんに対して「有名人になったのぉ?すごいねぇ、くるみはすごいねぇ」って言ってましたね(笑)。

(C)フジテレビ
草彅の愛犬・くるみちゃんは10月4日放送の『おじゃMAP!! スペシャル』(フジテレビ系列)でテレビ初登場した。左から番組MCの山崎弘也、香取とくるみちゃん、草彅。

あと、あんまり覚えてないんですけど、結構熱く草彅が語っていました。めずらしいな、考えてるんだな...と。草彅剛は熱いですよ。今すごい熱いですね。だからこそ怖いんですよ。本当にそこセーブしないと。

――稲垣さん・草彅さんに対して信頼している部分とか、好きなところを改めて聞かせていただけますか。

草彅は、いざとなったらここぞというところをしっかり逃さずに、スイッチが入るところが好きですね。

僕はこう、決めたら「これ」っていう感じはあるんですけど、でも最後の一押しがね。結構色々なことを決めてるはずなのに、この方向から考えたら...とか、色んなことを考えちゃうんですけど。

そんな時に、「いこうぜ!」みたいなひと言を草彅は本当に言う。「じゃあやってみる?」という感じの。そのひと言が、結構大事だったりしますね。

吾郎ちゃんは、あのー、今のこの状況でもほぼ連絡も取らない。そこが好きですねぇ...。自分じゃありえないですね。電話番号とかも知ってるし。何かしらのなんか、っていうタイミング結構あったんですけど、本当にしてこない。

――稲垣さんは、3人で「しょっちゅう会ってます」と言っていましたが...

いやいや、数えるくらいですよ(笑)。最近会ったのも3回くらいじゃないですか。全然しょっちゅうって言わないですよ。

――でも、会話を以前よりするようになったという感覚はありますか?

そんな感じではあるんですけど...。

吾郎ちゃんとこのあいだ会話した時、帰り際にエレベーター乗って、「なんか身長大きくなった?吾郎さん」って。「え、そんなわけないでしょ」と答えてて、「かっこいいねえ、かっこよくなったよ」って言ったら、「ああそう」って素っ気なく言ってたけど、あれは実はすごい喜んでる。

(一同笑い)

でも、連絡は取らないですよ。そこが好きです。ここでもっていうところでも、なんか...。もうわけわかんないんですよ。向こうから連絡してきてもいいタイミングでこないから、じゃあこっちからしてやろうかと。いや、それって負けた気分だなって。それで本当にしていないっていう感じが。

「言葉とか、そんなのいらなくない?」みたいな空気なんですよね。かっこよく言えば。でもこんな時くらいは連絡してくれてもいいのになぁと。まぁそこが好きですね。

(C)AbemaTV

――稲垣さん、「言葉にすることも必要だと思う」と話していましたよ。

まったく違う!(笑)大事なことを僕には伝えていない。

そうですねぇ...でも、吾郎ちゃんと電話で話すのいまだにちょっと緊張するんですよね。

――稲垣さん・草彅さんも一緒にSNSをスタートします。72時間生放送の番組のように、心配なところとかはあったりしますか?

吾郎ちゃんのブログとかツイートは、どんなものになるか見えるなというか。それは単純に嬉しいですね。

僕には伝えてくれないですけど(笑)、吾郎ちゃんの言葉とか好きなので。僕にはない、普通の会話にも入ってくる綺麗な言葉が文章で見られるっていうのは楽しみだなと。

YouTuber草彅は本当に心配ですけど、すごく楽しみにしてます。ここにきてぐっと、本当に知らないはずなのに、最近勉強してるみたいで。でも、勉強してるっていうのも逆に怖いんですよ。

「いま、YouTuberって色んなことやりすぎてるけど、そういうんじゃないんだよね。今、ここで慎吾が喋っているのを撮ればいいのよ、それが今の新しいYouTuberだと思うんだよ」みたいなことを、熱く話してる感じが...。(笑)まぁそこがいいですよねぇ。楽しみですね。

(C)AbemaTV