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ピラミッドに謎の巨大空間を発見 「女王の間」の上に一体何が?

世界最大のクフ王のピラミッド 宇宙から降り注ぐ放射線で「透視」

2017年11月03日 19時58分 JST | 更新 2017年11月03日 20時03分 JST
朝日新聞社
クフ王の大ピラミッドの断面図。白っぽくなっている場所に巨大空間があるとみられる(スキャンピラミッド計画提供)

クフ王のピラミッド、内部に謎の巨大空間が見つかる

 エジプト・カイロ近郊にあるクフ王の大ピラミッドの中心部に巨大空間があることが、名古屋大や高エネルギー加速器研究機構など国際グループの研究でわかった。宇宙から降り注ぐ放射線を利用し、内部の構造を「透視」して発見した。英科学誌ネイチャー電子版で2日、発表した。

 大ピラミッドは230メートル四方で、高さ139メートル。紀元前2500年ごろに建てられたとみられ、中世から内部が調べられてきたが、現在でも詳細はわかっていない。「世界七不思議」の一つとされる。

 名大の森島邦博特任助教らは、上空から飛んできて分厚い石も通り抜ける「ミュー粒子」という放射線を使えば、X線撮影のようにピラミッド内部を透視できることに注目した。この粒子を検出できる特殊な板を、「女王の間」と呼ばれる部屋に設置。2015年からの観測で集めたデータを解析し、巨大空間が上にあるのを見つけた。日本の高エネ研とフランスの宇宙基礎科学研究所も別の場所で観測し、発見を裏付けた。

(朝日新聞デジタル 2017年11月02日 22時54分)

(朝日新聞社提供)