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人工流れ星の実験、2019年夏に広島・瀬戸内で予定

人工衛星から金属球を打ち出し、流れ星に見せかける手法という

2017年11月12日 10時45分 JST | 更新 2017年11月12日 10時45分 JST

人工流れ星輝くか、19年初夏に実験 広島・瀬戸内地域

 人工衛星から金属球を打ち出して流れ星のように見せる技術を開発するベンチャー企業「ALE(エール)」(本社・東京、岡島礼奈社長)は、2019年初夏に広島・瀬戸内地域で「人工流れ星」の実験を行うと発表した。世界初の試みという。

 流れ星の「もと」になる直径1センチの金属の球を人工衛星から打ち出し、落下する際に出る熱で光らせる。本物の流れ星より速度が遅く、地上で見られる時間が長い。狙った地点の半径100キロの範囲で、夜空が明るい場合で5秒、暗ければ10秒以上見えるという。

朝日新聞社
人工流れ星のイメージ図

 同社は、18年末~19年初頭に300~400個の金属球を積んだ人工衛星を打ち上げる予定。高度約500キロの地球周回軌道から、一度に5個以上を連続して放つことができる。

 日本上空で流れ星を見せるには、衛星がオーストラリア上空に来たときに金属球を打ち出す。高度60キロ付近で最も輝き、地上に落ちる前に燃え尽きる。シリウスの明るさに近いマイナス1等星くらいに見えるという。岡島社長は「下を向いてスマートフォンを扱うことが多い世の中で、すべての人が上を向く日にしたいと思います」と話す。広島で実験するのは、晴れる確率が高く、世界的に知られる地方都市だからという。(田中誠士)

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 7日の発表では、ALEがふらせる予定の人工流れ星が、どう見えるかをイメージできるVR(仮想現実)映像も披露された。VR関連会社「LIFE STYLE」(東京)が制作した、お台場、浅草、横浜などに人工流れ星がふり注ぐ様子が360度動画で見られる。壇上でヘッドマウントディスプレーをつけてVRを体験したファミリーマートの沢田貴司社長は「イメージがわいた。本当に夢があることだと思っているので、いろんな形で応援できれば」と話した。(永田篤史)

(朝日新聞デジタル 2017年11月11日 19時06分)
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(朝日新聞社提供)