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クリスマスに打ち上げへ 世界最小クラスの人工衛星ロケット JAXAが1年ぶりのリベンジ

「SS-520 5号機」とは?

2017年11月13日 12時49分 JST | 更新 2017年11月13日 12時58分 JST

世界最小クラスの人工衛星ロケットが、鹿児島県肝付町から12月25日に打ち上げられることになった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が11月13日に発表した。重さ3キロの超小型衛星をクリスマスの空に送り出す。JAXAは同型のロケットの打ち上げを1月に失敗しており、約1年ぶりのリベンジだ。

JAXA
1月15日に鹿児島県肝付町から打ち上げられた「SS-520 4号機」

今回のロケットは「SS-520 5号機」。打ち上げに失敗した「4号機」と同じく、2段式の観測用ロケットを改造して3段式にしたもので全長9.54メートル、直径は52センチ、重量は2.6トンと電柱のようなサイズだ。JAXAでよく使用される「H-IIAロケット」と比較すると全長は5分の1、重量に至っては100分の1だ。

宇宙開発では、数トン程度の人工衛星を打ち上げるための大型ロケットが主流だ。技術の発達で重さ数キロの超小型衛星も開発されたが、大型ロケットで打ち上げる以外に手段がなかった。小型ロケットで超小型衛星を打ち上げることができれば、大幅なコストカットに繋がることが期待できる。

今回搭載される人工衛星は「TRICOM-1R」。地球を周回しながら地上端末から送られるデータを収集し、搭載したカメラを用いて地球を撮影する予定だ。

打ち上げ予定日は、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で、12月25日の午前10時から午後2時15分を予定している。