国民は「圧倒的YES🌈」 オーストラリアで同性婚の賛否問う国民投票

クリスマス前の法案化を目指す。

オーストラリアで実施された同性婚の賛否を問う国民投票で「賛成多数」という開票結果が11月15日、発表された。

オーストラリアのメディア「news.com.au」など複数のメディアが報じた。

"圧倒的YES"に喜ぶ人々(2017年11月15日撮影)
"圧倒的YES"に喜ぶ人々(2017年11月15日撮影)
REUTERS

9月12日から11月7日の約2ヶ月の投票期間内に、全人口の79.5%にあたる1270万人が投票に参加。賛成は61%、反対は38%だった。

全ての州と準州で賛成票が反対票を上回った。

国民投票の結果
国民投票の結果
Australian Bureau of Statics

結果を受けて、マルコム・ターンブル首相は「国民は圧倒的にYESの声をあげた」とし、クリスマスまでに同性婚の合法化を実現できるように努めると述べた。

The people of Australia have spoken and I intend to make their wish the law of the land by Christmas. This is an overwhelming call for marriage equality. pic.twitter.com/PWZbH5H71r

— Malcolm Turnbull (@TurnbullMalcolm) 2017年11月14日

投票結果を受けて、女性同士のカップルのジェーン・マホニーさんとジョシー・レニーさんは「(他の国の)同性婚カップルの結婚式を参考にして楽しい結婚式のアイデアを集めはじめなきゃ」とCNNに語った。

今回の国民投票は、同性婚の合法化に向けた法案作成の是非を問うものであり、それ自体に法的拘束力はない。 今後「クリスマス前の合法化に向けて」(ターンブル首相)、議会で同性婚を実現するための結婚法の改正案が提出され、審議される見通しだ。

子どもも喜んでいます(2017年11月15日撮影)
子どもも喜んでいます(2017年11月15日撮影)
Getty Images

フランス、オランダ、イギリスなどヨーロッパを中心に同性婚の合法化が進む中、オーストラリアでは長い間、同性婚の合法化を望む声がありながらも伝統的な法律を変えられずにきた。

いよいよ、歴史が動くのでしょうか🌈

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