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日馬富士の暴行問題で 「厳しい処置求める」と横綱審議委員会の委員長

相撲人気が回復したさなかに明るみに出た、現役横綱の暴行行為。今後の処分は…

2017年11月15日 08時06分 JST | 更新 2017年11月15日 08時13分 JST
朝日新聞社
経緯を説明する春日野広報部長=14日午後3時3分、福岡市博多区の福岡国際センター、河合真人撮影
横審委員長「厳しい処置求める」 日馬富士の暴行問題

 盛り上がりを見せている大相撲界に、再び影が差した。横綱日馬富士(33)が九州場所3日目の14日、同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩(27)への暴行を認めた。番付トップに座る看板力士が、自らの不祥事で休場に追い込まれた。

 「相撲人気の火を消したくないのは協会も同じ。でも、場所中に出てしまった。残念」。両力士の師匠への事情聴取を終えた後、日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は声を落とした。

 角界には、数々の不祥事が起きた過去がある。2007年に時津風部屋の若手力士が親方や兄弟子から暴行を受けて死亡。10年に横綱朝青龍が知人への暴行問題の責任を取って引退し、直後に野球賭博問題が発覚した。11年には、八百長に関与したとして大量の関取が土俵を去った。

 その都度再発防止に取り組み、若手力士の台頭も重なって人気は回復。稀勢の里が今年1月の初場所後に横綱に昇進して以降は本場所で連日満員が続く盛況ぶりを見せていた。

 そのさなかに明るみに出た、現役横綱の暴行行為。八角理事長(元横綱北勝海)は「脇を締めていたつもりだったけど、残念です。ファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とショックを隠さない。この日、外部理事を含む危機管理委員会を招集した。

 横綱審議委員会の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は、「全力士の模範となる高い品格を持つはずの横綱が暴力沙汰を起こしたのであれば、大相撲全体に対する評価にも大きく影響する」とし、横審として「協会による事実確認に基づいて審議することになる。協会の厳しい処置を求めることになるだろう」とコメントした。

(朝日新聞デジタル 2017年11月14日 21時59分)
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