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自民党・竹下亘氏の「同性パートナーの出席、反対」に波紋 団体が発言撤回求める

自民党の立場と「大きく矛盾する」

2017年11月27日 14時09分 JST | 更新 2017年11月27日 14時22分 JST
時事通信社
竹下亘氏

宮中晩さん会の国賓に同性パートナーが出席することについて、自民党の竹下亘総務会長が「私は反対だ。日本国の伝統には合わない」と発言し、その後「言わなきゃよかった」と反省を口にした。

この発言をめぐり、同性カップルの権利保障を求める団体「パートナー法ネット」は11月27日、竹下氏へ発言の撤回と謝罪を求める声明を発表した。

どんな発言だったのか?

朝日新聞デジタルによると、竹下氏は11月23日、岐阜市内で開かれた自民党支部のパーティーで、まず異性間の事実婚について言及した。

オランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩餐会に伴ったことについて、「奥さんではないパートナーだという女性が天皇、皇后両陛下と並んで座るわけだから、どう対応しようかと宮内庁は悩んだ」と語った。

その上で、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と発言し、野党側から「差別的だ」など批判の声があがった。

その後竹下氏は、記者団に対し「私のまわりにも同性のパートナーを持っている人はおり、普通にお付き合いしている」と前置きした上で、「皇室を考えた場合に、日本人のメンタリティーとしてどうかなという思いが私の中にあったものだから、ああいう言葉になって出た。言わなきゃよかったと思っている」と釈明した

竹下氏によると、自身の姪から電話があり、「思うのはいくら思ってもいいけど、あれは言うべきじゃなかった」と注意されたという。また、同性パートナーの法整備などについて、「いずれ議論しないといけない時期はくるだろうが、まだ先ではないか」とも述べた。

竹下氏の発言、自民党の立場と「大きく矛盾する」

竹下氏への抗議文を発表した「パートナー法ネット」は、同氏の発言が「同性カップルを異性カップルと比較して不利益に取り扱うものであり、性的指向に関する直接的または間接的な差別にあたります」と主張。竹下氏に対し発言の撤回と謝罪を求めた。

自民党は公約で、「性的指向・性自認に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定を目指す」とLGBTQなどセクシュアル・マイノリティに関する具体的な対応を示している。同団体はこれについても触れ、「今回の竹下氏の発言はこの立場と大きく矛盾する」と指摘した。

竹下氏はその後「言わなきゃよかった」と反省を口にしているが、同団体の池田宏共同代表は、ハフポスト日本版に対し「ニュアンスの問題だが、その後の竹下氏の釈明は自分の発言を撤回しているとは言えないのではないか。自分たちの党で決めた公約を守るという意味でも、しっかりと自分の発言を振り返り、撤回・謝罪をしてほしい」とコメントした。