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絶滅危惧種のヘサキリクガメの赤ちゃんが誕生 よちよち歩く可愛い姿にほっこり

密輸されて違法飼育されていたのを保護し、飼育員が卵を温めてきたそうです。

2017年12月05日 15時30分 JST | 更新 2017年12月05日 15時32分 JST

Asahi
昨年孵化した3匹のヘサキリクガメ=横浜市西区の野毛山動物園提供

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 絶滅危惧種のヘサキリクガメを国内で唯一、飼育している野毛山動物園(横浜市西区)で、2年連続の孵化(ふか)に世界で初めて成功し、子ガメたちのよちよちと動く姿が訪れる人たちを楽しませている。もともとは密輸されて国内で違法に飼育されていたのを保護し、産んだ卵を飼育員が手探りで温めてきた。

 ヘサキリクガメは、アフリカのマダガスカルが原産。のどの下の甲羅(喉甲板〈こうこうばん〉)が、船の舳先(へさき)のように伸びているのが特徴だ。1970年代に森林伐採などで生息数が激減。自然団体が保護していたが、96年に大量に盗まれて各国に密輸されたという。

 日本国内で違法に飼育されていたのを、2004年に警察が押収し、野毛山動物園に初めてやってきた。当時、飼育を担当した桐生大輔さん(47)は、辞書を引きながら海外の雑誌や論文を読んで勉強。マダガスカルの気候に合わせて温度や湿度を調節するなど、手探りで飼育方法を確立した。

(朝日新聞デジタル 2017年12月05日 13時23分)
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(朝日新聞社提供)