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加古川中2自殺、「学校に殺されたも同然」報告書に遺族憤り

「教師たちは、いじめではないかという疑いすらないまま、トラブルとして片付けたり、娘がアンケートに託したシグナルを無視したりした」

2017年12月24日 11時15分 JST

Asahi
記者会見する加古川市教育委員会の田渕博之教育長(右から2人目)ら=23日、兵庫県加古川市役所、高橋孝二撮影

「学校に殺されたも同然」 中2自殺の報告書に遺族憤り

兵庫県加古川市立中学2年の女子生徒(当時14)が昨年9月に自殺し、市教育委員会が設けた第三者委員会は23日、いじめが自殺の原因だったと認定する調査結果を発表した。女子生徒がいじめを訴え、学校が把握する機会があったのに、何も対応しなかったことが自殺につながったと結論づけた。

女子生徒の遺族の代理人の渡部吉泰弁護士は23日に加古川市で記者会見し、父親のコメントを公表した。

父親は「私たち家族は、娘を亡くした絶望から、平穏な日常はありませんでした」とした上で、学校に不信感を抱き、第三者委に頼らなければならなかったと指摘。「教師たちは、いじめではないかという疑いすらないまま、トラブルとして片付けたり、娘がアンケートに託したシグナルを無視したりした」と学校の姿勢を厳しく批判した。

さらに、いじめをうかがわせるアンケートの存在を遺族が知ったのは、第三者委の調査によるものだったとして、「報告書を見る限り、娘は学校に殺されたものと同然と考えています。何故(なぜ)、娘が生きているときに、娘の情報を私たち親に流してくれなかったのか」と憤りをあらわにした。

(朝日新聞デジタル 2017年12月24日 00時04分)
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