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クリスマスに亡くなった4歳 風呂に入らず、弟の顔にあざも 母親と交際相手らを殺人容疑で逮捕

筒井歩夢ちゃんは、クリスマスの未明に死亡。児童相談所は兄弟を一時保護していた。

2017年12月26日 11時15分 JST | 更新 2017年12月26日 16時09分 JST
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亡くなった筒井歩夢ちゃん
夏に風呂入らず・顔にあざ SOSあったのに 4歳殺害

 大阪府箕面市の集合住宅の一室で筒井歩夢(あゆむ)ちゃん(4)に暴行を加えて殺害したとして、母親の無職筒井麻衣容疑者(26)と交際相手の無職松本匠吾容疑者(24)らが殺人容疑で逮捕された事件。クリスマスの25日未明に亡くなった4歳児は「SOS」を何度も発していた。行政側はそれに気づきながら、救うことができなかった。

 大阪府池田子ども家庭センター(児童相談所)は、2016年5~6月に2回、当時は同府池田市に住んでいた筒井歩夢ちゃんと弟(2)についてネグレクト(育児放棄)の疑いで通報を受けた。兄弟を一時保護し、親族の支援が得られるとして母親の麻衣容疑者(26)のもとに帰したという。

 同府箕面市に転居した後の今年1月にも「子どもの泣き声や母親の怒る声がする」と通報があった。センターの職員が自宅を訪ねて麻衣容疑者と話をし、その後、「一定の改善がみられた」として主な対応を箕面市に委ねたという。

 箕面市教育委員会によると、歩夢ちゃんは5月に弟と市立保育所に入ったが、当初は1週間ほど通ってこなかった。7月ごろには、兄弟が風呂に入らず、あまり服も着替えていないことに職員が気づき、家庭訪問を開始。11月中旬から兄弟が姿を見せなくなり、12月上旬に職員が兄弟に自宅で面会すると、弟のほおにあざがあった。麻衣容疑者は「階段から落ちた」と説明し、弟も「落ちた」と話したという。

 市教委の小西敏広・子ども未来創造局担当副部長は「いま思えば、弟のほおにあざがあったとき、深刻な事態になっていると重要視すべきでなかったのかと思っている」と述べた。

(朝日新聞デジタル 2017年12月25日 21時12分)
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(朝日新聞社提供)