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北朝鮮船の船長を起訴へ 北海道沖での発電機窃盗事件

日本海でのイカ漁中にかじが故障し、島に避難したと説明したという。

2017年12月27日 16時10分 JST | 更新 2017年12月27日 16時10分 JST

北朝鮮船の船長起訴へ 発電機窃盗事件で函館地検

 北朝鮮から来た木造船の乗組員が、北海道沖の小島で発電機を盗んだとされる事件で、函館地検が自称北朝鮮国籍の船長カン・ミョンハク容疑者(45)を窃盗罪で起訴する方針を固めたことが関係者の話でわかった。船長とともに北海道警に逮捕された船員2人は不起訴処分とする見通し。

 カン容疑者ら3人は今月9日、北海道南西部の松前町沖にある松前小島に上陸後、11月末までの間に、島の物置から発電機1台(約65万円相当)を盗んだとして、道警に窃盗容疑で逮捕されていた。

 道警などによると、木造船は11月28日に島で確認された。カン容疑者ら計10人が乗っており、ハングルで「朝鮮民主主義人民共和国」などと記された手帳を所有していた。9月に北朝鮮北東部の清津港を出港し、日本海でのイカ漁中にかじが故障し、島に避難したと説明したという。

 船内からは海上保安庁が発電機や家電などを発見。船員らは道警の任意の聴取に島から持ち出したことを認めたが、逃走を図ろうともしたため、逮捕したという。

 関係者によると、道警に逮捕されなかった7人のうち1人は入院中で、他の6人は札幌入国管理局に収容されている。札幌入管は起訴される見通しの船長以外の9人について、出入国管理法違反(不法入国など)の疑いで調べを進める。

(朝日新聞デジタル 2017年12月27日 13時14分)
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