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渋谷の年越しカウントダウン、交通規制は「逆転の発想」で人混み防ぐ。その方策とは?

一昨年まではスクランブル交差点に人が集中し、酔っ払いや痴漢などのトラブルが相次いだ。

2017年12月29日 13時21分 JST | 更新 2017年12月29日 13時22分 JST

Asahi
年越しカウントダウンに伴う渋谷の交通規制

渋谷の年越し、今年も「逆転の発想」 人混み分散に期待

 年越しに多くの若者らが集まる東京・渋谷。渋谷区は昨年、カウントダウンのイベントを開くことでトラブルを減らす試みを始めた。今年も、あえてイベント数を増やして混乱回避を狙う。

 カウントダウンイベントは、区や地元商店街の主催。31日午後9時から1日午前2時まで渋谷駅周辺を車両通行止めにし、歩行者専用とする。今年は「SHIBUYA109」や「渋谷モディ」の前にもステージを設けてイベントを開く。

 区が主体的に関わることで、秩序を保つことが狙いだ。一昨年までは歩行者を規制していたが、1日午前0時にスクランブル交差点に人が集中し、酔っ払いや痴漢などのトラブルが相次いだ。「逆転の発想で車道を開放することにした」と区の担当者。

 交通規制や雑踏警備を担う警視庁も「何カ所かあるイベントに人が流れてくれれば」と人混みの分散に期待する。同庁によると、一昨年は機動隊員を突き飛ばしたり、機動隊の車両の上に乗ったりした10~20代の男5人が公務執行妨害の疑いで逮捕された。昨年は6万7千人(主催者発表)が集まったが、大きな混乱はなかったという。

 今年は車両を使ったテロを防ぐため、周辺の6カ所を機動隊の大型車両で塞ぐほか、東京五輪・パラリンピックに向けて新たに指定した「外国語警備広報要員」が広報車で英語を使った案内をする。同庁の岩瀬聡・警備1課長は「マナーを守って楽しく新年を迎えてほしい」と呼びかけている。(小早川遥平)

(朝日新聞デジタル 2017年12月29日 12時08分)
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