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2018年01月10日 11時15分 JST

ベネズエラ、年間インフレ率2616% 4桁到達は初

食料品や医薬品の不足に拍車が掛かり、餓死者も出ているという

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ベネズエラ、年間インフレ率2616% 4桁到達は初

 反米左派のマドゥロ大統領が独裁姿勢を強める中で経済が混乱している南米ベネズエラで、2017年の消費者物価上昇率(インフレ率)が2616%に達した。野党が多数を占める国会が8日、独自に集計して発表した。年間のインフレ率が4桁に達したのは初めてだという。

 報道によると、同国の中央銀行は16年からインフレ率の公表を停止した。そのため、国会が17年1月から首都カラカスなど主要6都市で独自にインフレ率を調査してきた。昨年12月のインフレ率は85%だった。

 ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇るが、政権がばらまきや無理な価格統制を続けて経済が混乱。原油価格の下落で外貨収入も急減し、急速にインフレが進んだ。国際通貨基金によると15年のインフレ率は111・8%、16年は254・39%だった。

 同国では食料品や医薬品の不足に拍車が掛かり、餓死者も出ている。昨年の反政府デモでは市民ら120人以上が死亡した。一方、マドゥロ氏は「米国による経済制裁や企業による物価のつり上げが経済混乱の原因だ」と主張している。(リマ=田村剛)

(朝日新聞デジタル 2018年01月10日 01時50分)
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