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2018年01月26日 16時57分 JST | 更新 2018年01月30日 12時35分 JST

「子供を持たない選択」をした人について、知ってほしい5つのこと

子どもを持たないのは我がまま?

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子どもは授かり物。親になりたいと思っても必ずしもなれるものではないけれど、子どもをつくらないという選択をする人も増えている。

2014年のアメリカの国勢調査では、15〜44歳で子どもを持ったことがなかった女性は47.6%だった。調査は、意識的に子どもを持たない選択をした人とそうでない人を区別していないが、これまでで一番高い割合だった。

同年のピューリサーチセンターの調査でも、40〜44歳になるまでに19%の女性が子どもを持たないという結果が出ている。

子どもを持たない選択をするのはどんな人たちなのだろう。なぜ子どもを持たない選択をするのか。周りはそれをどう受け止めているのだろうか。「子どもを持たない」ことについての調査が、少しずつ進んでいる。

メイン大学でジェンダー社会学を研究するエイミー・ブラックストーン教授は、子どもがいない31人を対象に(女性21人、男性10人。2人以外は異性愛者)子どもを持たない選択をした理由を調べた

調査は60〜90分のインタビュー形式で、子どもを持たない選択をするまでのプロセスや周りの人の反応、自分の選択を自分自身はどう思っているを聞いた。

調査から子どもを持たない選択について見えてきたのは、次の5つだ(文中の名前は、全て仮名)。

1. 子どもを持たないことを、いつも自分たちに自問自答している

「自分は子どもは欲しくないんだということを、常に自分自身に確認し続けています」―― アニー

「すべての交際、特にロマンチックな関係では、子どもを持つことは当たり前だと考えられています。だから私は、子どもを持たないという選択をした夫婦にとって、一緒に過ごすということは、いつも自問自答しつづけることだと思います」―― ジャネット

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2. 周りの子育てを見て、親になる選択は自分たちが求めているものではないと思った

「周りで出産や子育てを始めた友人を見て、『自分には同じ生き方は向いていない』と思ったんです」―― ジャネット

「子どもの頃は、結婚したらいつかは子どもを持つものだと思っていました。だけどふたりの姉がずっと子どもをつくらないのを見て、子どもとは必然ではなく選択なんだと気付きました。

姉たちはその後、予期せずに妊娠しました。姉たちも彼らのパートナーも仕事に恵まれなかったので、必死にやりくりしなければなりませんでした。それは今も続いています。

20年たってようやく、姉たちは自分の人生を楽しめるようになりました。姉を見てきた私は、徐々に子どもを持たない選択肢を考えるようになりました。『自分には子どもはいらないかもしれない』と考えるようになったんです」―― スティーブ

「兄夫婦は、結婚がうまくいっていませんでした。そこで彼らは、子どもがいれば結婚は上手くいく、結婚したら子どもをつくるものだからと考えて子どもをつくりました。でもそれから2年後に兄夫婦は離婚しました。兄は娘が大好きですが、同時に子どもを持たなければよかったと思うこともあるといいます。とても残念なことです。

また姉には娘がいるのですが、保育園から連れて帰ると、『保育園に帰りたい、保育園のほうがずっと楽しい』と言うそうです。そんな姉や兄をみて、子どもは持たないと決めました」―― コリー

3. 女性の場合、環境や社会的立場が影響していることが多い

「結婚したら、子どもをつくるのが当たり前だと思われています。だから子どもを持たないという選択は、様々な要素を考慮した結果であり、責任をもった決断だと思います。

私の場合、キャンプ場で子どものいる人たちが残していったたくさんのゴミを見たり、増え続ける人口問題のことを考えたりして、子どもは必要ないと決めました」―― エイプリル

「現在の社会は、問題ばかりで分断されている。そんな時代に生まれてくる子どもは、可哀想だと思います。私には今の社会のあり方が、子どもを持つのに良い環境だとは思えないんです。こんな環境では子どもを幸せに育てられないと思いました」―― ケイト

「私は子どもの頃、環境問題、特に人口抑制に興味をもっていました。そんな性格も、子どもを持たないという決断に関係しているのかもしれません」―― キム

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4. 男性の場合、自分の生き方を考えた上での決断であることが多い

「子どもを持つか持たないかは、自分の生き方を決めるための多くの選択肢の一つです。私は旅行が好きだし、子どもの頃にできなかったことを、大人になった今やりたいと思っています。だから子どもを持つことの意味や人生に与える影響を考えた時、子どもを持たないというのは合理的な選択でした」―― スティーブ

5. 親になるとはどういうことか、常に考えている

「子どもを持たないという決断をした人は、子どもを持つと決めた人より、ずっと子どもを持つことについて考えているんじゃないかなと思います。熟慮に熟慮を重ねた上での決断だから」―― ボブ

「子どもを持つか持たないかは、他の全ての決断と同じように、よく考えて決めたいことなんです」―― バーブ

「みんな、子どもを持つという選択についてもっとよく考えたらいいのにと思います。子どもを持つか持たないかは"決めることだ"という考え方が普通になってほしい」―― トニー

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■ 今後の研究に期待

親にならないという選択をした人には「我がままだ」「真面目に人生を生きていない」といった批判もあるが、簡単に子どもを持たないという決断したわけではなく、さまざまな理由があった上での選択だったことが調査からわかる。

ブラックストーン教授は、「全ての人が大人になったら親になりたいと思うもの」という考え方が、今回の調査をきっかけに変わって欲しいと願っている。そうすれば、ひとりひとりが「親になることが、自分にとって本当に最善の選択なのか」を、もっと考える余裕ができるからだ。。

「特に女の子はそうですが、女の子も男の子も、大きくなったら親になるのが普通という考えで育てられています。でも、親になることを選択肢として考えるようになると、本当に自分にとって最善の選択ができるようになります」

ノースウェスタン大学のメディカルスクールで教えるナンシー・モイルター准教授は、これは「子どもを産まないという選択」というほとんど研究されていない分野について調べた画期的な研究だと評価する。

その一方で、研究の参加者が少なく、無作為に選ばれていないことから、この結果をアメリカや全世界の子どもがいない人に当てはめることは、ほぼ不可能だろうと指摘する。

ブラックストーン教授は今回の調査の後、人種や性的指向、経済力の異なる44人を対象に、さらに研究を続けている。

さらなる研究で新たな発見があるかもしれない。今後が楽しみだ。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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