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2018年01月28日 17時04分 JST | 更新 2018年01月28日 17時06分 JST

プッチダモン氏、カタルーニャ州首相再任には議会出席が「必要」 帰国すれば逮捕の可能性大だが…。

同氏はビデオ演説や他議員による演説代読などの形を模索していた。

津阪直樹
スペイン・カタルーニャ自治州のプッチダモン前州首相=2017年10月31日、ブリュッセル、津阪直樹撮影

プッチダモン氏の州首相再任、議会出席「必要」 憲法裁

 スペインの憲法裁判所は27日、独立運動が続くカタルーニャ自治州のプッチダモン前州首相が再任されるためには、議会への出席が必要だとの判断を示した。プッチダモン氏は、一方的な独立の動きを重ねたとして反乱罪などの容疑がかけられてベルギーに逃れており、海外に身を置いたままでの返り咲きを模索していた。

 カタルーニャ州議会は昨年12月にあった出直し選挙で、定数135のうち70議席を独立派が握って過半数を維持。議会執行部はプッチダモン氏を州首相候補とし、30日にも投票にかける予定だった。同氏は、議会での所信表明のために帰国すれば逮捕される可能性が高いため、ビデオ演説や他議員による演説代読などの形を模索していた。

 一方、中央政府のラホイ政権は「司法の手を逃れるために逃亡した人物が州首相に選出されぬようにする」とし、憲法裁に対し、プッチダモン氏を候補にすること自体に異議を申し立てていた。

 AFP通信によると、憲法裁は中央政府側の申し立てを受理するかどうかの判断は先送りした。ただ「司法の許可を得て議会に出席しない限り、プッチダモン氏の選出は凍結する」とし、ビデオ演説や代読は認められないとの判断を示した。

 スペイン当局が国境警備を強化するなかで、プッチダモン氏があえて帰国するか、独立派が別の首相候補の擁立に動くかどうかが次の焦点となる。(パリ=青田秀樹)

(朝日新聞デジタル 2018年01月28日 15時20分)

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