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2018年02月02日 08時52分 JST | 更新 2018年02月02日 08時53分 JST

昨年結成の「任侠山口組」が指定暴力団へ 構成員は500人程度

指定されれば、暴力団対策法が定める用心棒代や債権の不当な取り立てなどに対し中止命令が出せる。

朝日新聞社
任侠山口組の本拠に認定された真鍋組事務所=兵庫県尼崎市

任侠山口組、指定暴力団へ手続き 警察庁が本拠認定

 指定暴力団神戸山口組を離脱した勢力が昨年4月に結成した任俠(にんきょう)山口組について、警察庁は1日、兵庫県尼崎市の関連施設を「主たる事務所」と認定し、各都道府県の公安委員会に通知した。兵庫県公安委は組織の本拠が認定されたことを受け、指定暴力団に指定する手続きを進める。捜査関係者への取材でわかった。

 任俠山口組は、神戸山口組の中核組織「山健組」(神戸市中央区)の副組長だった織田絆誠(よしのり)代表(51)らが結成した。捜査関係者によると、構成員は500人程度とみられる。任俠山口組が結成される以前の2016年末時点では、神戸山口組の構成員が約2600人、指定暴力団山口組は約5200人という。

 任俠山口組の本拠と認定されたのは、尼崎市戸ノ内町3丁目の真鍋組事務所。幹部らが毎月集まる定例会の会場の一つになってきたほか、池田幸治組長(51)が任俠山口組のナンバー2とされる本部長として、各団体との連絡役を担っている実態などをふまえた。

 指定暴力団と認めるには、組の威力を使って資金を得ている▽犯罪歴がある組員が一定以上いる――などの要件を満たす必要がある。兵庫県公安委は今後、任俠山口組からの意見聴取を実施する予定で、織田代表に出席を求める方針。

 指定されれば、暴力団対策法が定める用心棒代や債権の不当な取り立てなどに対し中止命令が出せる。対立抗争で住民の生活を害する恐れがある場合、組事務所の使用制限命令も出せるようになる。

(朝日新聞デジタル 2018年02月01日 16時40分)

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