台湾地震に支援の声集まる。一方「義援金詐欺に注意」呼びかける声も

「これ以上被害が大きくなりませんように」
地震で倒壊したビル=2月7日、花蓮市
地震で倒壊したビル=2月7日、花蓮市
Tyrone Siu / Reuters

台湾北東部の沿岸で2月6日起きた地震は、死者4人、負傷者200人超を出す被害をもたらした。AFP通信などが伝えた。

行方不明者も173人いるといい、今後さらに被害は拡大する可能性がある。また、花蓮市内のホテルなどが倒壊し、消防隊が救助にあたっている。

台湾のケーブルテレビ局、EBC東森新聞は特別放送で、市内の様子をYoutubeのライブ配信で伝えている。

映像のコメント欄には、日本をはじめ、各国から支援を申し出る人々の声があふれた。またTwitter上ではハッシュタグ「#台湾加油」がトレンド入りし、芸能人からも被災地・台湾を気遣う声も数多く上がっている。

東日本大震災の際、義援金を送ることをいち早く表明した台湾に対し、芸人・古坂大魔王さんは「今こそ恩を返すとき」と呼びかけた。

一方、義援金の送り先や支援を装った詐欺などを警戒する声もある。

それに対し、「正しい義援金か見極める必要性」を呼びかける声がTwitter上で支持を集めている。

台湾の駐日大使館にあたる「台北駐日経済文化代表処」によると、義援金についての問い合わせが殺到しているが、受付はまだ始めていないという。担当者は「現在検討中であり、詳しくは代表処の公式サイトで情報を確認してほしい」と話している。

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