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2018年02月11日 10時11分 JST | 更新 2018年02月11日 10時11分 JST

平昌オリンピック・アイスホッケー日本女子、スウェーデンに惜敗 勇敢な戦いぶり

放ったシュートはスウェーデンを5本上回る31本だった。

朝日新聞社
第2ピリオド、同点ゴールを決め喜ぶFW浮田(中央右)=北村玲奈撮影

シュート31本、決める心みせた スマイルジャパン惜敗

(10日、平昌五輪アイスホッケー女子1次リーグ スウェーデン2―1日本)

登録23選手の平均体重では約10キロも重いスウェーデン。シュートの破壊力が違った。そんな相手に肉薄し、1次リーグ突破へ十分な可能性を見せる日本の惜敗だった。

「自分で決める」という意志が、第2ピリオド(P)の得点を生んだ。敵陣ゴール裏で球を奪ったFW床秦留可(とこはるか)(西武)がまずシュート。こぼれ球を床、FW久保英恵(同)が何度も押し込みにかかり、最後は逆サイドから回り込んだFW浮田(うきた)留衣(ダイシン)がかき入れた。

貪欲(どんよく)さに欠け、ゴールに向かえない。それが日本の弱点だった。実際、メンタルコーチの山家(やまや)正尚氏が選手全員に行った性格分析のテストでは「競争性」の数値が低く出たという。山家氏は「スポーツ選手では極めて珍しい」。昨年11月から「自分がアグレッシブにプレーする場面」を毎日10分間想像する「貪欲の瞑想(めいそう)」をチーム全員に課してきた。

第3Pに勝ち越されたが、放ったシュートはスウェーデンを5本上回る31本。浮田は悔しがりながらも「これ(敗戦)は目標達成がなくなる結果じゃない」と前を向く。

米ニューヨーク・タイムズ紙は開幕前、「愛すべきアンダードッグ(勝ち目のなさそうなチーム)」と日本を紹介した。この日の勇敢な戦いぶりを見れば、もうそんな呼び方はできないだろう。(渡辺芳枝)

(朝日新聞デジタル 2018年02月11日 00時07分)

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