WORLD
2018年02月15日 10時19分 JST | 更新 2018年02月15日 10時19分 JST

平野に勝つには... 王者ホワイトの決断 「正直、今朝になって、この連続技をやると決意した」

「連続技しかない」

朝日新聞社提供
決勝3回目を滑り終えたショーン・ホワイト=白井伸洋撮影

平野に勝つには「連続技しかない」 王者ホワイトの決断

(14日、平昌五輪スノーボード男子ハーフパイプ)

ショーン・ホワイト(米)は追い込まれた。平野に抜かれて迎えた最後の3回目。ここで、自力で逆転できるしんがりでの登場が、予選トップの特権だ。

「重圧はあった。でも、スタートして、その感情を脇に置けた。最初のジャンプで波に乗れた」。滞空時間たっぷりの縦2回転、横4回転の大技「ダブルコーク1440」。続けてこの大技を成功させた。

「正直、今朝になって、この連続技をやると決意した」。1月末の世界最高峰のプロ大会「ウィンターXゲームズ」で平野が成功させた連続技を繰り出さなければ2大会ぶりの金メダルは難しいと踏んだ。その読みは正しく、それを土壇場でやってのける華がある。

平野のことは幼いときから知っている。「12歳時点ではホワイトより上だ」と騒がれた日本の少年に自分の幼いときを重ねていた。「協賛企業から常に期待される。自分は7歳からそうだったから、同情して見ていた。重圧をかわし、強く成長したアユムはすごい」

その12歳下のライバルに触発されてつかんだ金メダルは、米国の冬季五輪史上、通算100個目。「4年後の北京五輪も出る」。31歳は、世代交代なんて考えていない。(稲垣康介)

(朝日新聞デジタル 2018年02月14日 23時07分)

関連ニュース