大杉漣さん『相棒』最終回出演予定だった 代役に杉本哲太、設定そのまま引き継ぐ

大杉さんは重要な役どころを担い、撮影済みのシーンもあった
大杉漣さん
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時事通信社

大杉漣さん『相棒』最終回出演予定だった 代役に杉本哲太、設定そのまま引き継ぐ

2月21日に亡くなった俳優の大杉漣さん(享年66)が、準レギュラーとして出演していたテレビ朝日系ドラマ『相棒season16』の最終回スペシャル(14日 後8:00)で、大杉さんの代役を俳優の杉本哲太(52)が務めることが1日、わかった。警視庁副総監・衣笠藤治役の大杉さんは、最終回スペシャルの物語上、欠かせない重要な役どころを担い、撮影済みのシーンもあったのだが、同局では「この度の突然の訃報を受け、番組ではさまざまな対応策・可能性を検討して参りました結果、台本・設定はそのままに代役を杉本哲太様にお引き受けいただくこととなりました」と発表した。

後を引き継ぐことになった杉本にとって大杉さんは、かつて、自身の主演作で共演した縁があり、昨年も長時間、別作品で撮影をともにするなど、俳優として「指標とすべき存在」だったと話しているそう。

同局では「大杉漣様のご急逝の報に接し、共に作品を作り上げてきたキャスト・スタッフ一同は大きな悲しみに包まれております。ここに、謹んでお悔やみを申し上げるとともに、大杉様のこれまでの多大なご功績に深く感謝し、心からご冥福をお祈り致します」と追悼。

最終回スペシャルの撮影は佳境を迎えているといい、「この難局に際し、大杉様の跡を受け継いでいただく杉本様には心より御礼を申し上げますとともに、より良い作品を皆様にお届けすべくキャスト・スタッフ一同、全力を注いで参ります」としている。

衣笠副総監は、2016年10月12日に放送された『season15』の初回2時間スペシャルに初登場。かつて警察庁No.2だった甲斐峯秋(石坂浩二)とは、警察組織内の力関係を巡ってけん制し合う仲。『season15』第11話(17年1月11日放送)で、衣笠の娘・里奈(桜田ひより)が殺人事件の目撃者になった一件に特命係が首を突っ込んだ経緯から、その存在を疎ましく感じていて、杉下右京(水谷豊)ともたびたび火花を散らしていた。

■最終回スペシャル出演者

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