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「スマートコンドーム」「セックスロボ」…進化するアダルトVRに加え、今年はAIのテクノロジーも?

VHS、インターネット、VR……。新技術の普及には、アダルト業界が一役買ってきました。

2018年01月08日 11時41分 JST | 更新 2018年01月08日 11時41分 JST

AbemaTIMES

世間のトレンドをいち早くキャッチし、それを広めてきたアダルト業界。1981年に日本初のアダルトビデオが誕生すると、作品数の多いVHSがβのシェアを上回り、1995年にWindows95が発売されると、アダルトサイトが爆発的な人気を博した。

当時、『東京トップレス』という日本初のアダルトサイトの立ち上げメンバーだったライターの安田氏は「素人が遊びで始めたようなものだったが、珍しいということで1日100万アクセスくらいを稼いだ」と述懐する。

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1996年に日本で初めてDVDが、2009年にBlu-ray 3Dが発売されると、すぐさまアダルト作品が登場、仮想現実・VRが流行になるや、「アダルトVR」は一つの市場を確立した。安田氏は「ゲームでもVRが出ているが、作るのが大変なので数は少ない。一方アダルトは既に2500タイトルが出ていて、今や月に200タイトル以上が出ている」と話す。

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日本最大級のAVメーカーであるソフト・オン・デマンドの代表取締役社長・野本ダイトリ氏は「世の中に出ている物を見て、それが繋がるかどうかを意識している。ライトに短い時間で安くできるものは若者向けだとか、高齢者向けの作品はじっくり作るとか、そういうのは分けている。こういうエロを撮りたいけど、このカメラじゃ撮れないよね、じゃあ作るしかないよね、とカメラ作りも進めている」と話す。

そんな時代の流れに敏感なプロたちに、2018年、そしてその先にヒットする最先端のアダルトコンテンツを予想してもらうと、少子化・高齢化など日本の諸問題の解決につながるヒントも満載だった。

■「進化するVR」

アダルトVRの状況について野本氏は「今のところ通常の今まで作っていた作品よりもダウンロード数の桁が違うくらい」と話す。同社取締役の金朱惺氏は「AVに限らずいわゆるエロ、ソフトなエロも含めてVRで表現できるものを追求していきたい。プレイが激しいかよりも、どれだけ没入感を体験できるかというところがユーザーさんの満足度の指標になっている。それは必ずしも挿入とは限らない」と指摘。

グループ唯一の女性向けAV『SILK LABO』を展開する牧野江里社長は「バーチャルでこういう体験ができるのであれば、愛ある囁き然り、お触り然り、とことんフルコースに詰め込んで、"A5ランクのセックス"を女性に楽しんでいただく」と語る。

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今後のアダルトVRの構想について野本氏は「言える範囲だと、今まではVRの固定カメラ2台でやっていたが、それを移動できるようにしたりだとか、手持ちで持っているような感じでVRが見られるようになる」と明かした。

安田氏はアダルトVRの進歩の先に"ドS女子"中心の時代がやってくると予測する。エロが拡大すればするほど、若者のセックス離れ、そして少子化が進んでいくとも言われているが、VRコンテンツは見る側の"受け身"化も促進、"ドM男子"たちを生み出す可能性があるというのだ。そうすれば、必然的に積極的な"ドS女性"や痴女、奉仕してくれるような女性を求める傾向が強くなり、女性からのアプローチが大事になってくるのだという。

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実際に、AV女優の紗倉まなも、撮影現場に変化が起きていると話す。「VRはカメラを固定させて、そのカメラを男優さんに見立てて女優さんが動く。男優さんは全く動かないので、撮影そのものが女優さん主導になっていることが多いと感じる」。

■「AI×エロス」

現在イギリスで話題になっているのが、AIを搭載したセックスロボ「サマンサ」だ。サマンサには「性行為モード」と「家族モード」があり、「スイッチで切り替わるのではなく、家族モードで会話をしたりして親密になってくると性行為モードに入れるというシステム。つまり、普通の女性と同じ」(安田氏)なのだという。

安田氏によると、この分野はかなり研究が進んでいるといい、イギリスでは販売も始まる予定だという。「高齢者や障害者に対しても処理をしてくれる。既にペットロボットとかでセラピー効果があるというのは実証されているのでそれをもう少し推し進めた形」。

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さらにイギリスでは「スマートコンドーム」なるものも開発中だという。コンドームの上から装着、専用のアプリを使うことで「ピストン運動の速度」「行為の頻度」「皮膚の体温」「消費カロリー」「性感染症の検知」など関する様々な情報を提供してくれるというアイテムだ。年内にも発売が予定されており、すでに予約が殺到しているという。「元々は性感染症を予防するというのが目的だったというが、ベストなセックスというのを出しやすくなるのでセックスレス解消にもなるのでは」(安田氏)。

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新しいテクノロジーを貪欲に取り込み、その普及にも一役買ってきたアダルト業界から、今年も目が離せない。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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(2018年1月7日「AbemaTIMES」より転載)