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【後編】「Brighture」を通じて世界で活躍する人材を輩出したい〜Brighture Inc. 代表取締役 松井博氏〜

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フィリピンで日本人向け英語学校Brightureを運営する、代表取締役の松井 博氏。前編に引き続き、英語学校の開校にフィリピンを選んだ理由や、米Appleでのマネージャー時代から大切にしているポリシーなどについてお話を伺いました。グローバルな舞台で働きたい方、必見です!

急成長を遂げるアジアを目にし、決断した起業


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−− 事業の舞台にアジア、特にフィリピンを選んだ理由は何でしょうか?

松井:理由は3つあります。フィリピン人はアジアの中でも綺麗な英語を話すこと、人件費が比較的安いこと、それから日本との時差が少ないことです。

アジア市場自体に関心を持つようになったのは、色々な方の「これからの時代はアジアだ」という言葉に影響を受けた部分が大きかったですね。それで、学生以来約20年ぶりにアジアに行ってみようと、2014年2月に向かったのがマレーシアでした。想像以上の変わりように、本当に驚きましたよ。これは確かに今後急速に伸びていきそうだと感じました。

ただ、マレーシアは教育水準が高い分、物価も人件費も高い。コストパフォーマンスは決して良くないと思いました。また、多人種国家のため企業運営において法律の縛りが厳しく、他の国も見てみようとフィリピンに足を運んだところ、好条件が揃っていたため決定しました。

−− フィリピン語学留学の人気が高まっていますが、今後どうなっていくと思われますか?

松井:これからは二極化が進むと思います。現状でもそうですが、語学学校は真面目に勉強するスクール型とアクティビティ等を含めたお楽しみ型の2タイプに分かれるのではないでしょうか。学校の数もクオリティも幅広くあるので、特色を明確に打ち出せたところだけが生き残っていくはずです。私たちは、本当に英語力を上げたい人にもっと良い環境で実践的な勉強をしてもらえるよう、フィリピン留学自体の質を底上げできればと思っています。

ビジネスマン向け「新しいスタイル」の英語学校を


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−− 数あるフィリピンの語学学校の中での、Brightureの特徴を教えて下さい。

松井:実践的なビジネス英語スキルを上げたい社会人の方々に利用いただくことが多いです。彼らは共通して、切実な課題にぶつかっています。外国人の部下がいてコミュニケーションに困っている、国際会議に出席する予定があるといった状況を打破したい方がBrightureの門を叩いてくれます。

−− 英語教育を事業にされたのはなぜですか?

松井:実は、英語学校を立ち上げたのは全くの偶然でした。友達の息子がフィリピン留学した話を聞いたんですけど、それがかなり微妙だったんです。実際に自分の目で見てみることにしたのが、2014年頃。あらかじめ「学校を作ろう」と決めていたというよりは、現場を見ていくうちに「この市場は面白い」と感じたのと、自分がやれば新しいスタイルを確立できると思ったのがきっかけですね。

大事なのは、失敗してもすぐに起き上がる癖をつけること


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−− Apple時代から今まで、大切にされているポリシーはありますか?

松井:変化や失敗を恐れないことです。私は組織や環境を変化させる役割を担うことが多かったので、おかしいと思ったものはおかしいと言い、それを変えるための行動を進んで取ってきたつもりです。時には反発も受けますし、嫌われることもありました。でも、初めは改革に反対していた人でも、最終的には「変えて良かった」と言うことがほとんど。多くの人は変化を恐れているだけなんですよね。

また、「失敗してもすぐに起き上がる癖をつけること」は非常に重要です。失敗を反省しすぎると、そこがジンジンと痛んできて、その痛みが怖さになり前に進めなくなってしまいます。だから、失敗を責められたとしても、少し強がるくらいの姿勢で良いのかもしれません。

人生は1回きりです。「しなければ良かった」という後悔より、「やってみて良かった」が多いほうが良いんじゃないかと、私は思います。

−− 最後に、これからアジアで働きたいという方へ向けてメッセージをお願いします。

松井:日本国内でもインバウンドやアウトバウンンド等、海外をより近く感じる機会は増えてきています。その時にやはり英語くらい話せるようになっておきたいですよね。ポイントは、「身につけるべき英語力は自分の目指す環境によって異なる」ということ。アジアで現地の人と働きたいのであれば、TOEIC700点あれば十分です。誰もが完璧に話せるようになる必要はないのですから、各自のゴールに合わせて1年くらい本気で勉強してみたらいいと思うんです。

もし将来的に英語を使った仕事をしたいと考えているのなら、難しく考えすぎず、Brightureの門を叩いてみて下さい。これからの時代を担い、世界を舞台に活躍する人材のサポートができれば、私たちも嬉しい限りです。

「【前編】私が30歳の時に、Appleの社内改革で取り組んだ3つのこと」はこちら

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【プロフィール】
松井 博 / Matsui Hiroshi

1966年生まれ。神奈川県出身。高校卒業後、渡米。オハイオ・ウェズリアン大学卒業。沖電気工業株式会社、アップルジャパン株式会社を経て、2002年に米国アップル本社の開発本部に移籍。iPodやマッキントッシュなどのハードウエア製品の品質保証部のシニアマネージャーとして勤務。2009年に同社退職。カリフォルニア州クパティーノ市内にて保育園「つくしデイケア」を開業。2015年フィリピンセブ島にて Brighture English Academy を創設。著書に『僕がアップルで学んだこと』『企業が「帝国化」するアップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔』などがある。大学や企業での講演も多数。

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