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2年間フィジーで働いてみてわかった、フィジー人の働き方3つの特徴

2017年03月27日 23時45分 JST | 更新 2017年03月27日 23時45分 JST

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フィジーというと、「南の島」「おおらか」「何でもアリ」というイメージが先行するかもしれませんが、実際にフィジー人たちと毎日働いていると、感じることがいろいろあります。

そこで、実際に現地で働いてみないと分からない、フィジーの意外な一面を今回はご紹介します。

1. 意外に強い!? フィジーの上下関係

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南の島に対する一般的なイメージに反し、フィジーでは「年長者を敬う」文化が日本以上に色濃いです。生徒が教師に逆らうことはほとんどありませんし、上司に指示を出されたら、それが少々理不尽と思えることであったとしても、「Yes, ma'am」「Yes, sir」と言って遂行する傾向が強いと思います。加えて僕の職場では、別部署へのコミュニケーション・ラインについてもかなりセンシティブでした。

例えば、経理部に自分の給料のことで質問があったとしても、「従業員→自分の部署の部長→自分の部署のマネジャー→経理部のマネジャー→経理の担当者」といった正規フローを注意して踏まないと、上司から警告のメールがとんできたりします。

日本社会でも同様の場合が多くありますが、この上下関係のセンシティブさは、当時自分がフィジーに対してもっていたイメージとは異なっていたため、驚かされました。

フィジーで現地人と一緒に仕事をすることになったら、慣れるまではこのポイントに注意してみてください。

2. 女性の社会進出は当たり前?

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フィジーでは、管理職には女性のほうが多かった気がします。僕が働いていたフィジーの学校では、僕の上司も、その上司のジェネラルマネジャーも、経理のトップも女性。

コミュニティーの中で積極的にポジションをとっていく女性が多い印象を受けました。

伝統的な飲み物、カバって?

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余談ですが、男性が表に出る場面ももちろんあります。

例えば、カバ。

カバは、胡椒科の木の根っこを粉にして水に溶かした飲みもので、フィジーだけでなく、南太平洋の国々では広く飲まれています。村に初めて立ち入るには、村長の前でお祈りをしてカバを飲む「セブセブ」と呼ばれる儀式を行う必要があったりと、厳かな儀式で飲まれる神聖な飲み物です。

カバを好んで飲む女性も時おり見かけますが、圧倒的に男性が飲むのがポピュラー。

フィジーの伝統的な蒸し料理、ロボ

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また、ロボと呼ばれる伝統料理を作る役目は男性が務めます。

タロイモ、チキン、野菜などを焼き石と一緒に土に埋めて作られる蒸し料理。大量の焼き石を用意したり固いヤシの葉っぱを編み込んでチキンを覆ったりと力を使う作業が多く、複数の男性がいてもロボを作るのは半日がかりです。

その分、汗水流して作ったロボの豪快でスモーキーな味は格別☆

3. ON・OFFははっきり・きっぱり!

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これは日本の職場環境とは決定的に違う点だと思ったのですが、相当シリアスな話をしていたとしても、話が終わった後は光速で雰囲気が切り替わります。他の国でも言えることですが、フィジーでもこの特徴は顕著でした。

ミスをした部下をこっぴどく叱った上司も、叱られた部下も、話題が切り替わると何事もなかったかのように笑い合っています。友人が亡くなって悲しみにくれていた女性でさえも、日本の感覚からしたらちょっと違和感を覚えるくらい、立ち直りが早く見えたこともありました。

今年も幸福度世界No. 1に選ばれたフィジー。

まだまだ私たちが知らないたくさんの情報が隠された、神秘的な国であります。

最後に

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時と場合によりけりではありますが、以上ご紹介した3点とも、僕の周りではそれらの傾向が強く表れていました。トンガ、サモア、バヌアツ、ソロモンなどの周辺国との違いと共通項についても興味深いところなので、フィジーとの違いを発見した方は、ぜひ教えてください☆

これまでに4つのフィジーに関する記事を書いてきましたが、2年過ごしたフィジー生活に昨年いっぱいで終止符を打ち、日本に帰ってきたため、今回でひとまず最後の記事になります。

読んでくださり、ありがとうございました。また機会があればリアルでも、お会いしましょう!

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ライター

くぼけん

1988年、兵庫県生まれ。奄美と種子島の血を引いており、濃い顔立ちのせいか「見たことあります」とよく言われる。学生時代に留学団体での学生代表、内閣府主催世界青年の船事業への参加&スタッフ乗船、豪州・南米留学などを経験。旭化成での営業を経て、フィジーの学校のマネージャーの在り方に感銘を受け「この人と働きたい!」と突然渡フィジー。100名の留学生と日々向き合いながら、フィジー人たちの在り方に「まだまだ肩の力入ってるんやなあ」と気づかされながら、フィジー生活を2年間継続。2016年末にインドネシア、東ティモール、マレーシア、カンボジア、ベトナム、タイを回る旅に出た後、2017年からはグローバル教育推進プロジェクト(GiFT)にて次なる道へ進むところ。

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