日本にいながらマレーシア転職! 27歳からの海外就職ストーリー

仕事をしながら、海外ベースの客室乗務員を目指し転職活動をスタートしました。約2~3年続いた長期戦でした。

はじめまして、島村 夏絵(かえ)と申します。

今年の6月からマレーシアにある日系企業の現地法人で働いています。

内定をいただいた企業の採用面接はマレーシアで行われました。

今回は、海外就職を決意するまでの経緯を含めた「在外での就職活動」についてお話しします。

海外転職活動を検討されている方々にとって参考となれば幸いです。

新しい環境に身を置く楽しさを知った

私が海外で働きたいと思うようになったのは、18歳の時、短期語学研修でロサンゼルスへ行ったことがきっかけです。

初めて日本を出て新たな環境に身を置き、毎日新しいことに胸を弾ませ、どんな局面でも楽しめる自分に驚きました。

「異文化に身を置くことが、最も自分を成長させてくれる」と、その時確信したのです。

▶ロサンゼルス短期留学での写真

2度目の転職、海外旅行で視野を広げる

新卒で入った会社での仕事は日々充実していました。

でも、航空会社で働くことを目標としていた私は2011 年、航空会社へ転職しました。

客室乗務員、空港グランドスタッフとして採用されました。

入社当初、会社は国際・長距離路線の就航を予定していましたが、数年後経営が困難となり予定は白紙へ......。

そこで仕事をしながら、海外ベースの客室乗務員を再び目指して転職活動をスタートしました。

第二次就活は残念な結果が来たり、仕事が激務で採用試験に行けなかったり。

そんな日々が約2~3年のあいだ続く長期戦でした。

▶ベトナムにて

仕事に転職活動にと疲れきった私の心を癒してくれたのは、大好きな旅行でした。

特に、3連休を利用して行けるアジア旅行に夢中になり、街の活気や、現実として目の前にある貧富の差、気温と同じように感じる人の暖かさに心を動かされる私がいました。

▶バリ島ひとり旅にて

また、その頃海外で働く著者の本を何冊か読みました。

枠に捉われず海外に自ら出て邁進する同世代の言葉に感銘を受け、それまで航空業界ばかり見ていたところから少し視野を広げてみることに。

そこで海外セミナーなどを検索し、ヒットしたのがなでしこVoiceのイベントでした。

そこで同じ考えをもつ同年代の女性たちと出会い、実際に私の視野が広がっていったのです。

▶バリ島で有名な占い師に占ってもらった時の一枚

理想の母親像になるために

私は今年27歳になります。

数年前から結婚ラッシュが始まり、ママになった友人もたくさん。友人の幸せそうな姿を見るたび「私は将来、どんな母親になるのだろう」と考えます。

私の母は昔、旅行会社で海外から来たお客様の案内などをしていたのですが、その話を聞くのが幼い私の楽しみでした。

私も母のように将来、我が子に何かを語りたい」。

そしてその話とは、やはり「海外での経験談」がいいと思ったのです。

その考えに決意が固まり、海外イベントに初参加をした1年後となる今年2月、主催者へ転職相談のメールを送りました。

マレーシアでの転職活動

働く先は、旅行で気に入ったシンガポールと、在住する友人が絶賛していたマレーシアの二ヶ国に的を絞りました。

そしてゲーム感覚で、先に内定が出たほうの国で働こうと思っていました(笑)。

現地のキャリアコンサルタントを複数名ご紹介いただき、何度かスカイプ面談。

シンガポール、マレーシアは日本との時差が1時間、スケジュールは合わせやすいと思います。

2月中旬。

マレーシアのキャリアコンサルタントの方からご紹介いただいた2社のうち1社が気になり、職種も今までの経験が活かせそうだったのですぐに応募しました。

職務経歴書はそれまで書いたことがなかったので、アドバイスをいただきながら作成しました。

2月下旬。

無事書類選考は通過し、マレーシアへ。

ちょうど近くで3連休があったので、そこで面接日程をアレンジし、渡航しました。

面接前日はコンサルタントの方とマレーシアで働くことについて詳しく話し、英語面接の練習までしていただきました。

当日。

面接は夕方からだったので、せっかくだからと午前中は観光をしました。

観光によって面接時に話すネタも増えて、リラックスもできました。

そして約1時間の面接を終えた後、その場で採用を告げられました。

その時の興奮と喜びはきっと一生忘れられません。

在外での転職活動は体力・気力が必要かと思いますが、観光もできて良い旅になるはずです。

渡航前は「わざわざ面接へ行っても結果がダメだったらどうしよう」と心配もしましたが、「他の会社の方とお話するチャンスもあるかも」と考え直し、レジュメや経歴書を多めに印刷して行きました。

肝心のスーツを忘れるという失態も犯しましたが、マレーシアは物価も安いので、急ぎで当日ビジネスカジュアル服を買ってもお財布には優しかったです。

今後、マレーシア生活で思ったことなどお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします!

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ライター

島村 夏絵/Kae Shimamura

1989年埼玉県出身。神田外語学院卒業後、空港ラウンジスタッフ、航空会社勤務を経験し社会人7年目で渡馬。2016年6月からマレーシアにある日系企業の現地法人勤務。趣味は旅行、料理、ヨガ、走ること、飲むこと。

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