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青年校長5年目。教員採用……始まるよ!!

特に大切で、時間もエネルギーもかけたのは教員採用でした。

2017年11月12日 09時46分 JST | 更新 2017年11月12日 09時46分 JST

バングラデシュ現地で学校を立ち上げるのにやらなければいけないことは山程ありましたが、その中でも特に大切で、時間もエネルギーもかけたのは教員採用でした。

今後私たちと一緒にバングラデシュのモデル校を作っていくメンバーを獲得するまでの、ちょっとしたエピソードです。

採用時に現地パートナーと認識のズレが......

K.Furusawa

これまで、教員の採用に関して、現地パートナーとは何度も衝突がありました。

これから一緒に学校を作っていく初めての教員採用なので、私たちはまず、慎重かつ丁寧に、募集から採用まで4つのステップを設けた提案をしました(採用までは約2ヶ月かかる)。

1次試験:履歴書、小論文

2次試験:専門知識、一般教養知識、適性検査

3次試験:模擬授業、グループディスカッション

4次試験:面接

しかし現地パートナーは「バングラデシュでは成績がすべて。ステップなんかないよ、面接だけ。こんなに時間をかけたら応募者は集まらないよ」と首を縦に振りません。

バングラデシュでは「学校の成績が良い人」=「仕事ができる優秀な人」という考えが多くの人に根付いています。

そんな説明では納得のいかない私たちは、パートナーたちに何度も想いや考えを伝えました。成績だけでなく「考える力」やその人のキャラクター、そして何よりも私たちと同じベクトルの人を採用したいため、このようなステップが必要なのだと。

採用試験は休日に実施するため、彼らの休日がなくなることも多少なりとも不快だったのだと思います(苦笑)。

彼らには、採用業務によって彼らに負担をかけないことを伝え、最終的にはなんとか合意を得てスタートをきることができました。

なんとか採用活動スタート

K.Furusawa

時間をかけて採用を行うことを押し通したのはいいものの、実際に応募者が集まるかどうか、不安でいっぱいでした。

そうしてネットと新聞に募集情報を載せて集まった応募なんと......約600名!!!

たった8人枠のところを、です。現地パートナーの話を真に受けなくて良かった(苦笑)。

未だに、この国では何をするにしても事前の想定が難しいです。

この時も、想定外の応募者の多さに、やらなければいけないことが一気に増え、スケジュールをすべて変更せざるを得ませんでした。

600名の応募者一人ひとりの履歴書情報や小論文の評価をエクセルに入力し、採点。それからの1週間は他の仕事も進めながらの採点作業に追われました。睡眠時間を削ってよく頑張りましたね(笑)。

各教科で30名ほどまでに絞り、次は2次試験。

2次試験は、日本の東京大学にあたるバングラデシュのダッカ大学の校舎をお借りしました。当日は私から書類選考を通過した方々へ集まっていただいたお礼の言葉と学校運営の想いを伝えてから試験がスタート。

そうして合格者のみが次の3次試験へ。

3次試験にもなると、個々のキャラクターが見えてきます。模擬授業では、授業の雰囲気や教授法がそれぞれ違い、グループディスカッションでは立ち居振る舞いで受験者たちの性格がよく分かりました。

ここまでで、ようやく各教科2~3人まで絞ることができました。

そして最終面接。この面接で、一緒に仕事をする仲間を決めなければいけません。

私は採用時、必ず意識することがふたつあります。それは5年前の採用時から今まで、それは変わっていません。

と、今回は長くなりました。その「ふたつ」の内容は、また次回(笑)。

Ambassadorのプロフィール

K.Furusawa

K.Furusawa

宮城県仙台市出身。大学在学中はプロキックボクサーとして活躍。卒業後は日本の私学教員をやりながらタイ、カンボジア、ネパール、ミャンマーなどアジアの教育支援に携わる。その後、とある公益財団法人の仕事としてバングラデシュでモデル校となる学校建設・運営を任される。現在は生徒数約800名の学校をバングラデシュで運営中。