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私が日本語教師のアシスタントとして、インドネシアの離島に行くことを決めた理由

なぜ休学してまでインドネシアに行くのか。

2017年11月08日 16時51分 JST | 更新 2017年11月08日 16時51分 JST
岸野彩花

こんにちは、岸野 彩花です。

この度、現地で日本語を教えるサポーターとして、2018年3月末までのあいだ、大好きなバリ島のお隣・西ヌサトゥンガラ州に属するロンボク島、マタラムという町のふたつの高校で日本語教師のアシスタントとして働かせていただくことになりました。

これから半年間、新しいことを多く経験して、さまざまなことを感じることでしょう。そんな初心を忘れないよう、ここにインドネシア行きを決めた理由を書こうと思います。

ちなみに、私は今回、国際交流基金アジアセンターが主催する「日本語パートナーズ」というプログラムで行くことになりましたが、これは宣伝文ではありません。ただ、数ある選択肢の中から、このプログラムを選んだ自分の気持ちについても率直に書きたいと思います。

なぜ休学してまでインドネシアに行くのか

岸野彩花

私は、南の島とフルーツが大好き! 小さい頃に旅行で訪れたバリで出会った人々の気持ちの大きさに魅了され、「将来インドネシアに住みたい」と思ったというふんわりした理由で、大学ではインドネシア語科に入学しました。

入学した時からインドネシア漬けの日々を過ごし、インドネシアが大好きになると同時に、インドネシアという統一国家の中での民族・文化・宗教の多様性の豊かさを知り、また先生や先輩から異文化の興味深い話をたくさん聞くうちに、実際に自分で住んで肌で感じたいという気持ちが強くなりました。文献から得た知識や数字だけでインドネシアを語るのではなく、その成長とパワーの源である現地の人々の暮らしを自分の目で見たいと思ったのです。

どうして留学ではなく、日本語パートナーズなのか

岸野彩花

もちろん、留学も検討しました。しかし、できれば田舎のほうに住みたいということと、かねてから教育分野に関心があり、大学に通うよりも地元に溶け込んで暮らし、公立の高校の職員のひとりとして働くということに魅力を感じたので、このプログラムを選びました。

「休学してまで行くなら留学のほうが箔が付くし、有意義だ。自分の学習のために時間を使ったほうが良い」という意見があることも分かっています。それでも、休学までするなら自分が好きなことに時間を使いたい。大好きなインドネシアで、ゆったり暮らしながら大好きな子どもたちと戯れることに時間を費やしたいと思ったのです。そして、それを最良の環境で実現できるのがこのプログラムだと感じました。

また、海外に長期間住んだことがないので、インドネシアのローカルなコミュニティの中で生活するという初めての経験は、私自身を大きく成長させてくれると期待しています。

任務は「海外に日本のファンを増やすこと」!

岸野彩花

日本語パートナーズの最大のミッションは、日本語授業の補佐や文化紹介、交流活動を通して日本のファンを増やすことです。

これは私独自の解釈かもしれませんが、日本の良いところを知って日本の可能性を感じてもらうだけではなく、日本を好きになることや日本語学習が楽しいと思うことを通して、生徒さんに「自分自身の可能性」を感じてもらえたら、とても素敵だなと考えています。

私自身、中高時代にALTの先生と仲良くなったことで、英語を学ぶのが楽しいと思えるようになりました。英語が話せたら、海外で働けるのではないか、外国人のかっこいいボーイフレンドと映画みたいに素敵な家に住めるかも、と夢が膨らみました。なお、最近まで東京は府中市で元気に干物生活を送っていたわけですが......。

そんな残念な現実はさて置き、英語という言語の向こう側に大きな夢を抱き、英語が将来の可能性を感じさせてくれたおかげで、今の自分があると思っています。

インドネシアでは、その言語のネイティブの先生の存在が一般的ではない高校なども多くあります。せっかく日本語の授業を取っていても、ただの教科学習で終わってはもったいない。日本語の教師でも専門家でもない私にできることは、ささやかな国際交流なのだと思います。

ただ、それを通して、日本語の向こうに日本人の暮らしがあることを知って、日本語ができたらこんなことができるかも......と、夢をもって学習に取り組む、そのきっかけとなれたら、私はとても幸せだなぁと思います。

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実のところ、日本人としてあまりにポンコツで、「これはあくまで一例です」というタスキを常にかけておきたいくらいです。教えに行くというよりはむしろ、「精一杯やるので、お願いします!」と道場の門をたたくような気持ちです。

快く送り出してくれた多くの人への感謝を胸に、謙虚な態度、インドネシアが大好きな気持ち、そして有り余る体力で、とにかく頑張ってきます!

派遣先は、ロンボク島という日本ではあまりなじみのない離島なので、しっかりアンテナを張って生活し、定期的にロンボク島の魅力やインドネシアのローカルライフの実態も発信していけたらと思います。8割方食べ物の話になるかとは思いますが、約束の地・ロンボク島での食いしん坊トラベラーの(横幅の)成長もお楽しみに!

Ambassadorのプロフィール

岸野彩花

岸野彩花

宮城県出身。東京外国語大学インドネシア語専攻。東南アジアの活気と多様性、とにかくおいしい食べ物に魅了され、東南アジアに渡る度に一回り大きくなって帰国する。弱い立場におかれやすい子どもへの支援に関心をもち、府中市やインドネシアでボランティア活動に携わる。