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意外!?ベトナムは女性の活躍先進国だった。その理由とは...

2017年04月22日 23時51分 JST | 更新 2017年04月22日 23時51分 JST

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こんにちは、野坂 郁佳です。

ベトナム、ホーチミンでは、街を歩いていて見かける働く人々 ― 例えば、路上で物を売る人、売店の人、屋台を切り盛りしている人、そのほとんどと言っていいほどが女性です。男性を見かけるのは、楽な仕事という印象の駐車場管理や、一日中座ってばかりの警備員くらいです。

ベトナムは、アジアの中でも女性の活躍が著しく目立つ国です。

2015年・米マスターカード・ワールドワイドが発表した女性の社会への進出度調査で、ベトナムは66%と、アジア太平洋16ヶ国の中で5位。一方、日本は48.8%と平均を下回る進出度で、全体の13位という調査結果があります(MasterCard Worldwide Index)。ちなみにその下はスリランカ、バングラデシュ、インドネシアと続きます。アジアの中でも日本はかなり女性の社会進出が遅れているのです。

半数の女性が社会へ進出しているベトナムでは、とにかく女性の活躍がとても一般的であると感じます。仕事上、各会社のプロモーション事業部/マーケティング事業部の方々とお仕事することが多いのですが、ベトナム系/日系企業問わず、マーケティング・マネージャーなどのトップを仕切っている女性の割合は圧倒的に高いです。

一緒に働いているスタッフもそうですが、キャリアについて上を目指していきたい、色々なことを学びたい、着実に自分の力をつけたい、といったストイックな姿勢は、女性からのほうが感じます。

女性のキャリアの選択

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一緒に働いているメンバーの英語能力の高さはもちろん、海外経験も豊富な子がベトナム人女性には多くいます。その子たちが目指すキャリアはもちろんさまざまですが、「役職に就きたい」「今後のキャリアアップのために日系企業で働いている」と堂々と話す子たちが多くいます。逆に、男性スタッフは自分の給料のことばかり......(笑)。

私が働く会社の従業員平均年齢は26歳と、若いメンバーで構成されています。従業員は7割が女性で、その中には「結婚よりも仕事」「20代は仕事に専念して、結婚はその後」というような、晩婚化を示唆するような状態が生まれています。

ベトナムでの産休・育休

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▲国際ウーマンズ・デイに、男性メンバーからもらったカップケーキと共に

 

ベトナムでは出産を経て、8割の女性が会社に復帰します。ベトナムに産前休暇はなく、公的に保証されているのは産後休暇のみです。そのため多くのベトナム人女性は有給休暇を利用して出産予定日の10日ほど前から休むのですが、中には予定日当日も出勤している子もいます(!)。

産後は4ヶ月の産休・育休があります。そして産後4ヶ月〜半年のあいだに復帰するのです。

復帰が容易な要因としては、

・会社側が、出産後の社員が戻れる環境(ポジション)を用意することが義務付けられている

・近くに家族・親戚が住んでいて、子どもを預けられる環境がある

この二点が挙げられます。

ベトナムの社会保険では4ヶ月間の育休手当が保障されていますが、この期間、会社側から従業員に仕事を依頼し、給料を支払うことは法律で禁じられています。また、その後戻ってくる環境も用意しておくことが決められているのです。

ベトナム人ママたちは、産休・育休をとることで雇用の心配や復帰後のことを心配する必要がありません。また同時に、旦那さん側にも産後1週間の休暇が与えられます。

もう一点は、復帰後、安心して子どもを預けられる場所があるということ。

ベトナム人の平均退職年齢は55歳なのですが、するとママさんの親なり親戚に既にリタイアしている人がいて、赤ちゃんの面倒をみてもらえるのです。田舎からお母さんが来るというケースも珍しくありません。親戚が近くに住んでいる場合は、その方に預けて復帰することも一般的です。

また、ベトナムではベビーシッター、ハウスキーパーサービスも充実、気軽に利用できます。

ベビーシッターは1時間6万ドン〜10万ドン(300円〜500円)で雇え、時間帯指定で頼むことも、住み込みで頼むことも可能です。サービスの種類はオプションになりますが、子どもの面倒、料理、洗濯、部屋の掃除など至れり尽くせりです。

また、ベトナムの保育園は早ければ生後半年〜入園が可能です。生後4ヶ月〜半年のあいだは親戚、両親にサポートしてもらい、半年後から保育園に預ける、ということもあります。もちろん待機児童問題なんて、こちらでは耳にしません。

 

 

 

最後に

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このように、赤ちゃんを迎えたファミリーを社会全体で支える体制があることで、ベトナム人女性の社会進出は進み、ライフプランとキャリアプランをわざわざ分けて考えずに済むのです。

ハンディキャップがあるほどライフプラン、キャリアプランの不平にばかり目がいってしまいますが、各ライフステージで都度する選択・決断に妥協がないことが最良だと思います。

これからもベトナムの女性の活躍に注目です!

 

 

 

ライター

野坂郁佳

1989年生まれ、群馬県出身。高校生のときバングラデシュに行ったのをきっかけに貿易に興味を抱き、同志社大学の商学部へ進学。大学時代は東南アジアを中心に長期休みはほぼ海外旅行に費やす。大好きな家族に支えられ自由きままに。物を所有することを好まず、いつでも身軽な気持ちでいたい。群馬→京都→東京→福岡→ベトナム→わくわくするところ。東南アジアの拡大するインターネット広告市場にどっぷり浸かるためにベトナム移住を決意。

 

 

 

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