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人はなぜ走る?(1)

2013年05月10日 17時25分 JST | 更新 2013年07月09日 18時12分 JST

私は2006年6月23日、53歳最後の日に初めてブログなるものを書きました。早稲田大学主宰のSNS「QuonNet(クオンネット)」での連載です。

「走るコンサルタント東奔西走記」と称するこのブログは、早稲田OBでもあり、卒業以来コンサルティング業一筋の私のライフスタイルや、何を考えて仕事をしているかなど、好きなことを書いていいと言われて書き始めました。

このタイトル「走る・・・」は、コンサルタントとして多忙な生活を送っていることに加え、ご想像通り健康のために始めたジョギングが高じて、市民ランナーとして走り出していたことにひっかけたタイトルでした。それから7年、今年の6月で還暦を迎える齢になりましたが、何とか早稲田のブログもランニングも、もちろん生業のコンサルティング業も続いています。

ジョギングを始めたのは48歳の2001年、今から12年前のことです。その当時は今のようなランニングブームなど想像すらできない時代でした。もちろん、その頃もランニングを楽しんでいる人たちはかなりいましたが、皇居など走っていると、通行人からは珍しそうな顔をして見られていた時代でした。

当時、今でいう"メタボ"になり始めていました。また4歳の頃から趣味で楽しんでいるスキーでのコブ斜面での踏ん張りがきかなくなってきたと話したら、早稲田オープンカレッジの受講生の方に「それならジョギングをしたらどうですか? 無理なく体重も落とせるし、足腰も鍛えられますよ」と勧められたのがきっかけでした。

その方はすでにさらに10年ほど前からジョギングを楽しんでおり、各地のレースにも市民ランナーとして出場しておられました。その先輩の手ほどきを受けて国立競技場や皇居、赤坂御所などをジョグし、しばらくしたらレースに誘われ、市民ランナーデビューも果たしました。それから12年が経ち、その間にランニングブームは大きく広がり、今やメジャーな市民スポーツとして君臨しています。

人は「なぜ走る」のでしょうか? 私もレースにはまりだした10年くらい前からよく聞かれます。「どうして走っているのですか?」「走っていて楽しいのですか?」「走っているときは何を考えているのですか?」などなどです。

私の場合、なぜジョギングなのか? と言えば、お勧めする理由が次の3つあるのです。

 1. その人のレベルや目的に合わせて、手軽にできるスポーツであること。

 2. 無理のないダイエットで健康的になれること。

 3. 新しい友人を持つことができ、知らない世界を経験することができること。

今回は最初の理由1.についてお話します。

【1.その人のレベルや目的に合わせて、手軽にできるスポーツであること】

ジョギングは極論すれば、シューズと簡単なウェアさえ用意できれば、あとは走る道路がありさえすれば、いつでもどこでもできる手軽なスポーツです。基本は一人でできます。グランドやコート、器具なども不要ですし、スクールやコーチも必要ありません。

自宅周辺でも、出張先でも、会社の昼休みでも、朝でも夜でも、やる気さえあればすぐにできる運動なのです。健康やダイエットが目的ならば、スロージョグだけでかまいません。

実際、スロージョグとは「一緒に走る人と雑談を交わしながら走れるスピードでする」ものです。ハーハー言いながら走るのはご法度です。しかも3㎞でやめてもいいし、10㎞、20㎞と、どんなに走ってもいいのです。

どのスポーツでもランニングはアップの準備運動として、また基礎体力をつける運動として行われます。運動神経やセンスが問われません。

次回は残り2つの理由についてお話ししたいと思います。

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奈良マラソン2012の10㎞地点を通過する筆者。妻の応援に笑顔でこたえている