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「分配か、成長か」、馬国・比国で考える

2014年09月22日 16時53分 JST | 更新 2014年09月22日 17時15分 JST

マレーシアとフィリピンに行って参りました。日本企業の工場訪問をはじめ、多くの政治家や財界人やNPOで働く方々とお会いしました。

また、フィリピンでは、ごみのリサイクルによって生計を立てている貧困の方々の現場も視察いたしました。日本のNPOの方々が一生懸命、支援している印象が非常に強く印象に残りました。

フィリピンは、一人当たりのGDPが約3千ドル近く、マレーシアは約1万ドルであり、日本は4万ドル近くです。フィリピンやマレーシアは非常に経済成長が著しいわけですが、同時に格差が大変、拡大をしております。それを巡って、「分配か、成長か」と経済成長を優先するのか、再分配を優先するのかという議論がなされております。

私は、二者択一ではなく、持続的成長は、適切な分配があってこそ、達成されると考えており、多くの方々と貴重な意見交換ができました。

特に「貧困と汚職を撲滅する」と言う、若きフィリピンのカエタノ上院議員(大統領候補の可能性)との議論は有意義でした。リベラルな発想で、フィリピンの新しい風と感じました。

私は、日本は高度経済成長が始まる1961年に皆年金・皆保険(医療)が達成されため、比較的格差が拡大せずに成長できた、と考えています。これが、日本の持続的成長の大きな要因の一つではないかと、私の意見も申し上げました。

一人当たりGDPが1万ドル近辺を超えるまでは、一人当たりGDPの伸びと幸福感とは正比例するといわれており、経済の発展段階によっても、様々な意見があると思います。

日本は高度経済成長を達成しましたが、格差をはじめ様々な問題があります。このような経験をした日本だからこそ、様々な分野で貢献が出来るのではないかと考えております。

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