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同窓会の前に、メイクに気合いが入るのはなぜだろうか

すっぴん日記 第3話

2017年10月23日 06時59分 JST | 更新 2017年11月12日 17時50分 JST

Arisa Ido

9月3日 日曜日  天気:晴れのち曇り 肌:パックにより潤っている

女子校時代の同級生と会うことになった。

6年ぶりの再会となった子もいた。

ちょっとした同窓会にも私はもちろんすっぴんで臨むつもりだ。

しかし、今日はせめてリップだけでもしたかった。ニキビ跡だけでもコンシーラーで消したかった。

「〜したかった」の感情が溢れ出す前に、急いで髪の毛をセットし、家を出た。

「メイクしたい」という積極的な気持ちになるシチュエーションは、たくさんある。

その中の一つがきっと同窓会だ。

同窓会で久しぶりに会う友達。私の過去をよく知っている友達。

彼女たちに「きれいになったね」「かわいくなったね」と言われたい気持ちは誰にでもあるのではないだろうか。

少しダサめだった自分から脱却して、私こんなに輝いています、と少し背伸びしたくなるのが同窓会だと思う。

そんな時、女性は多くの場合メイクに頼る。

私の場合、学校が厳しくてメイクは一切禁止だったから、余計にそのギャップは生まれる。

自分に合ったメイクをしていることは、ある意味成長している証なのだ。

過去の自分とはもう違うよってさりげなくアピールするのにとても便利なアイテムだった。

便利なアイテムを封じられた私は、久しぶりに会う友達に、いつもより少し高いヒールを履いて会った。

ただ、化粧は最初の印象にしか影響を与えない。

話し始めると、一気に昔の自分たちに戻る。

制服を着て、すっぴんで、他人の目を一切気にしなかったあの頃の自分たちがそこにはいた。

化粧で表面的な「成長」を装うとしても、会話の楽しさで一気にそれは意味がなくなる。

化粧をしていないことを忘れるのではなく、途中からどうでもよくなったのだ。

メイクをしていても、していなくても、紛れもなく私たちの中には、高校の時のままの自分たちがいた。

そして、高校の時の自分たちはそんなことどうでもいいと思っていたのだ。

◇◇◇

ハフポスト日本版でエディターとして働く私(27歳)は、2017年9月いっぱいを「ノーメイク」で過ごしました。仕事も、プライベートも、あえてメイクを塗らないことで見えてきた世界を、1カ月間少しずつ書き留めていきました。これから原則朝7時ごろ、順次公開していきます。

第1話:「1カ月間メイクしません」仕事にプライベートにすっぴんで過ごすことを決めた女27歳

第2話:「すっぴんで会社に来る人なんて、会ったことないかも」旧友の言葉で、考えた。

第4話:世界に誰もいなくなったとしたら、あなたはそれでもメイクをし続けますか

第5話:雑誌でよくみる「NGメイク」特集。いったい誰目線なんだろう

第6話:女が「女装」することの快感。

第7話:仕事において、一番気をつかう相手は同性かもしれない

第8話:なんで学校で、化粧してはいけないの?この質問に答えられる人っている?

第9話:初デートで彼女がすっぴんで来たら、どう思う? 7人の男性に聞いてみた

第10話:今日はなんだかメイクする気にならない。だったら、こんなことしようよ

第11話:すっぴんの成功体験で、私はもっと自由になった

第12話:「メイク」にまつわる7つの数字を、私なりに読み解いてみた

第13話:すっぴんの広告があってもいいじゃん。矛盾だらけのお願いを会社の先輩に頼んだ。

第14話:毎週欠かさずメイクをする男性上司に、ビジネスのための「メイク」について聞いてみた

第15話:「就活するときに、メイクを始める友だちに違和感」女子大生が化粧をやめられないのはなぜ?

第16話:インスタ見て、こんなメイクに挑戦してみませんか。右も左も同じ顔しかないと嘆くあなたへ。

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lbo

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