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仕事の日もすっぴんでいることは、まるでワンルームアパートに住んでいるみたい

すっぴん日記 第27話

2017年11月28日 08時16分 JST | 更新 2017年11月29日 15時10分 JST

Arisa ido

9月27日 水曜日  天気:曇り 肌:ハリが半端ない

1カ月間のすっぴん生活ももうすぐ終わりを迎えようとしている。

何が一番変わったって、生活がずいぶん楽になった。気持ちも楽になった。

化粧をする、化粧崩れをチェックする、化粧を落とす、小さな行為一つ一つが自分の生活から消えたことで日々のルーティーンが減り、負担が減った。

すっぴんの自分も悪くない、って思うようになればさらに怖いものなしだ。

ノーメイクは仕事に支障をきたしたかと聞かれれば、それは全くなかった。

最低限の清潔感を守った格好で人と会えば、すっぴんでいてもメイクをしても相手には伝わる。

伝わらなければ、それはメイクをしなかったからではなく伝え方や伝える内容に問題がありそうだ。

生活が楽になり、仕事にも支障がない。

それでも、平日におしゃれ以外の理由でメイクしたいと思うときがある...。

話は変わるが、私は住宅の間取りを見るのが大好きだ。

ストレス発散方法はネットで都内の賃貸物件を検索しながら、

自分だったらその部屋でどんな生活をするのか想像することだ。

一番つまらないのが仕切りのない1R(ワンルーム)物件だ。

だだっ広い部屋ならともかく、一人暮らしのワンルームはだいたい同じ形をしていて、工夫の仕様がない。遊び心を全く発揮できない。

「価格の安い順」で検索していると上の方に上がる物件は、ワンルームだ。

なんの変哲もない長方形の間取りを素早くスクロールさせながら、ふと気がついたことがある。

すっぴんで会社に行くことは、仕切りのないワンルームアパートに住んでいるみたいだ。

すっぴん生活を始めて一番戸惑ったのは、メイクをしないと寝起きで出社している感覚に襲われることだ。

逆にメイクをすると自然と仕事モードに気持ちを切り替えることができる。

それは、寝室、キッチン、リビング、ダイニングを仕切っている壁と一緒だ。リラックスできる寝室から一歩出て、キッチンに向かえば自然と脳は「食事モード」になる。

もし仕切りのないワンルームだったらベッドでも床でもキッチンでもどこでも食事をしないだろうか。

仕切りのない部屋が「切り替え」の感覚を鈍らせる。

私にとって「メイク」もそんな「仕切り」の役割を果たしている。

男の人にとって、それはネクタイになるのだろうか。それとも、革靴?

それをつけた瞬間に「切り替え」が発生して、どんなに今日は仕事に行きたくないと思っても、自然と職場に足が向いている。もしくは心が向いている。

その重要な「仕切り」「切り替え」の装置が新たに見つかれば、私はこれからもすっぴんで過ごすのはアリかなと思う。そして、気分が上がればたまにメイクする。

髪の毛の色も服装も清潔感が保たれていれば特に何も言われない自由な職場であるがゆえに、

余計に自分の中の「切り替え」が必要だったことを改めて気づかされた。

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◇◇◇

ハフポスト日本版でエディターとして働く私(27歳)は、2017年9月いっぱいを「ノーメイク」で過ごしました。仕事も、プライベートも、あえてメイクを塗らないことで見えてきた世界を、1カ月間少しずつ書き留めていきました。これから平日朝7時ごろ、順次公開していきます。

第1話:「1カ月間メイクしません」仕事にプライベートにすっぴんで過ごすことを決めた女27歳

第2話:「すっぴんで会社に来る人なんて、会ったことないかも」旧友の言葉で、考えた。

第3話:同窓会の前に、メイクに気合いが入るのはなぜだろうか

第4話:世界に誰もいなくなったとしたら、あなたはそれでもメイクをし続けますか

第5話:雑誌でよくみる「NGメイク」特集。いったい誰目線なんだろう

第6話:女が「女装」することの快感。

第7話:仕事において、一番気をつかう相手は同性かもしれない

第8話:なんで学校で、化粧してはいけないの?この質問に答えられる人っている?

第9話:初デートで彼女がすっぴんで来たら、どう思う? 7人の男性に聞いてみた

第10話:今日はなんだかメイクする気にならない。だったら、こんなことしようよ

第11話:すっぴんの成功体験で、私はもっと自由になった

第12話:「メイク」にまつわる7つの数字を、私なりに読み解いてみた

第13話:すっぴんの広告があってもいいじゃん。矛盾だらけのお願いを会社の先輩に頼んだ。

第14話:毎週欠かさずメイクをする男性上司に、ビジネスのための「メイク」について聞いてみた

第15話:「就活するときに、メイクを始める友だちに違和感」女子大生が化粧をやめられないのはなぜ?

第16話:インスタ見て、こんなメイクに挑戦してみませんか。右も左も同じ顔しかないと嘆くあなたへ。

第17話:デパート1階の化粧品売り場、抵抗あるのは私だけ?

第18話:化粧の薄さが世の中に認められるとき。「ちーがーうーだーろー!」前衆院議員の豊田真由子さんの謝罪動画を見て

第19話:ある女性アーティストのノーメイク宣言は、なんで炎上したのか

第20話:初デートで彼女がすっぴんで来たら、どう思う? 7カ国の男性に聞いてみた

第21話:午前1時、「化粧を落とせ」という呪いをマンガにしてみた

第22話:「ありのままの君がいい」という言葉、実は別のプレッシャーになっています。

第23話:ワンデーすっぴんにチャレンジした3人の働きウーマン。結果は...?

第24話:「企業には世界を良くする力がある」メイクでビジネスと社会を変えてしまった3人

第25話:渡辺直美のVOGUEメイク動画は全く参考にならない。なのに何度も見てしまうのはなぜ?

第26話:1カ月間ノーメイクを決めた私の「メイクしたい」欲求を同僚(男性)にぶつけてみた

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