ユニークなコンセプトが際立つ、フレグランスセレクション

「香水をつけない女に未来は無い」とはかのココ・シャネルの言葉。彼女が1921年に打ち出した名作「シャネルの5番」は、その後女性のライフスタイルにおける香水というアイテムに革新を与えた。今回BLOUINライフスタイルが紹介するのは、並外れたイマジネーションによって生み出されたコンテンポラリーパフュームの世界。

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写真提供:Anicka Yi

Shigenobu Twilight

Quynh Tran

「香水をつけない女に未来は無い」とはかのココ・シャネルの言葉。彼女が1921年に打ち出した名作「シャネルの5番」は、その後女性のライフスタイルにおける香水というアイテムに革新を与えた。今回BLOUINライフスタイルが紹介するのは、並外れたイマジネーションによって生み出されたコンテンポラリーパフュームの世界。

Shigenobu Twilight

1970年代、レバノンを拠点にしたテロ活動を行っていた日本赤軍の指導者、重信 房子から名前を取った本作は、ニューヨークのアーティストのAnicka Yiによってレバノンの伝統的な神木であるシダーウッドを基調に、ゆず、しそ、ピンクペッパーのトップノート、ヘーゼルナッツ、ウォルナット、バイオレットリーフのミドルノートといったオリエンタルな香りでまとめられている。そしてボトルにもシダー材が使用されており、ハンドカットのアーキテクチュアルなボトルはMaggie Pengによってデザインされている。

Joya Âmes Soeurs

設立から9年目になるFrederick Bouchardyのスタジオは、その研ぎすまされたセンスとアーティスティックな技術により、これまでにロダルテやキキ・ド・モンパルナスといった有名ブランドとのコラボを手がけてきた。今回発表されたリミテッド・エディション「Scent of Soul Mates」は、Sarah CihatによってデザインされたポーセリンとMichael Millerが手掛けたブラスゴールドに格調高いボトルのキャンドル。ホホバオイルとカルナウバのロウに火を灯すとオレンジブロッサム、スモーク、ムスクの官能的な香りが広がる。

Frazer Perfume

アメリカのスキンケアブランドOlayの創始者Graham Wulffの孫、Tammy Frazerは幼い頃より世界中を飛び回ってきた経験を生かし、オーガニックマテリアルを使ったフレグランスブランドをケープタウンで開始。新作の「Chapters 1-9」は彼女の旅の経験を元に南アフリカのオーガニックマテリアルで作られたフレグランス。美しいガラスの小瓶はイギリスのウスター地方で活動するDavid Readeにより製作されたもの。

Blood Concept Perfumes

人間の身体を流れる血液は最も身近でありながらミステリアスなもの。そこに着目したGiovanni CastelliとAntonio Zuddasは血液型に応じた4種類のユニセックスフレグランスを発表した。自然の香りを反映させたA型、ウッディーやスパイシーなB型、ユニークなAB型、そしてアーシーでセンシュアルなO型と、それぞれのイメージに即して調合されている。

Nico Uytterhaegen

レザーグッズのスペシャリスト、Nico Uytterhaegenによるレザーをテーマにしたフレグランス。Nononsense 1-12、そしてUnisekt Araeの2種類のフレグランスはピュアエッセンスオイルをベースに、フローラルノートとエキゾチックなスパイスとハーブのアクセントの効いた香調。レザーのポーチに収められたパッケージもユニーク。

ユニークなコンセプトが際立つフレグランスセレクションについては、次のスライドショーをご覧いただきたい。

ベストコンセプトフレグランス