黒人射殺事件の座り込み抗議でボストンの幹線道路が大渋滞(動画)

1月15日には、抗議者グループがボストン郊外の幹線道路2カ所で朝から座り込みを行い、大渋滞を巻き起こした。
Autoblog Japan

米国で昨年、黒人男性を死亡させた白人警官の不起訴が続き、国内で抗議活動が広まっている。マーティン・ルーサー・キング牧師の誕生日である1月15日には、抗議者グループがボストン郊外の幹線道路2カ所で朝から座り込みを行い、大渋滞を巻き起こした。

抗議者が地元紙『The Boston Globe』に語ったところによると、彼らは朝の7時20分頃から幹線道路93号線のミルトンの北行き車線とメドフォードの南行き車線に座り込み、抗議を開始したという。ミルトンの抗議者6人は、コンクリートを詰めた約540kgものドラム缶を、メドフォードの抗議グループはビニルパイプを自分たちの体にくくりつけていた。

午前8時45分には、マサチューセッツ州警察が93号線を完全に通行止めにしたと同紙が報道している。道路では、抗議者をドラム缶から引き離すため、動力のこぎりが用いられた。93号線はその後、両方向とも通行を再開したものの、この一連の騒動で朝から大渋滞が発生することとなった。

ミルトンの抗議グループのスポークスマンであるシャノン・リアリー氏は、今回の抗議活動について、ミズーリ州ファーガソンとニューヨークで起きた白人警察による黒人殺害に抗議する自分たちの団結力を示すために行ったと語った。報道によれば、この抗議者たちは"Black lives matter"(黒人の命は大切だ)と書かれたプラカードを掲げていたという。マサチューセッツ州警察によると、メドフォードでは18人、ミルトンでは11人が逮捕されたとボストンのNBC系列テレビ局WHDHが報じている。

WHDHは抗議の背景や詳しい情報を報道しているので、早速そのニュースをご覧いただこう。

(2015年1月18日「Autoblog」より転載)

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