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フェラーリ、800馬力の新型「812スーパーファスト」を世界初公開(画像集)

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フェラーリは16日、3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで、12気筒ベルリネッタの進化型「812 スーパーファスト」をワールド・プレミアすると発表した。史上最もパワフルなフロント・エンジンの跳ね馬だ。

2012年に発表された「F12ベルリネッタ」とその高性能版限定車「F12TdF」の後を継ぐ812 スーパーファストは、新しい車名が表す通り、800馬力のV型12気筒エンジンをフロント・ミドシップに搭載する。

"スーパーファスト"という名前は1960年代に同じくフロントに12気筒を搭載するフラッグシップの進化型として登場した「500スーパーファスト」に因んだものだろうか。

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65度V型12気筒エンジンの排気量はこれまでの6,262ccから6,496ccに拡大。

直噴システムはF12ベルリネッタの200バールから350バールに大幅に高められた。F12TdFと同様、自然吸気エンジン時代のF1で磨かれた可変インテークを備える。

最高出力はF12ベルリネッタの740cv/8,250rpm(フェラーリでは伝統的にイタリアのcvという単位を用いるが、psとほぼ同等)、F12TdFの780cv/8,500rpmから、前述のように800cv/8,500rpmに向上。

排気量1リッターあたりの出力は123cv/Lと、F12ベルリネッタの118cv/Lより高いが、F12TdFの125cv/Lよりはやや落ちる。

一方の最大トルクは、F12ベルリネッタが690Nm/6,000rpm、F12TdFは705Nm/6,250rpm、そして812 スーパーファストでは718Nm/7,000rpmと、発生回転数と共に引き上げられている。

その80%以上を3,500rpmで発生させることから、低回転域でもドライバビリティとピックアップに優れるという。

これにより0-100km/h加速は、F12ベルリネッタの3.1秒より0.2秒短縮され、F12TdFと同等の2.9秒に。最高速度は両車と同じく340km/h以上と発表されている。

ただし、14.9L/100km(約6.7km/L)という燃費と340g/kmのCO2排出量は、僅かながら改善された。

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電子制御系にも新たな技術が投入された。フェラーリで初めて採用された電動パワーステアリングに加え、「バーチャル・ショートホイールベース」と呼ばれる後輪操舵はF12TdFからソフトウェアが進化して「2.0」バージョンとなり、ハンドリングや応答速度が向上。

デュアルクラッチ式トランスミッションはギア比が見直され、シフトに要する時間もさらに短縮されているという。

エクステリア・デザインは、やっぱりピニンファリーナではなく、フェラーリのスタイリング・センターが担当。

フルLEDのヘッドライトがボンネットに開けられたダクトと一体化され、4灯に増えた丸型テールランプとそれを囲むラインは「デイトナ」と呼ばれる往年の名車を意識したものらしい。

フロントにはアンダーボディ前部に組み込まれたアクティブ・フラップなどの様々な空力的機能が備わり、リア・フェンダーの側面に開けられた空気のバイパスはダウンフォースを増大させる効果があるという。

全長4,657mm × 全幅1,971mm × 全高1,276mmというサイズは、全方位的にF12ベルリネッタより僅かに大きくなったが、乾燥重量(軽量オプションを含む)の1,525kgという数値は変わらず。

ちなみにカーボンファイバーが多用された限定モデルのF12TdFは1,415kgしかない。

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インテリアの基本的なレイアウトはF12から踏襲するように見えるが、ダッシュボードやステアリング・ホイール、シートの形状が変更されている。

3月7日にジュネーブでデビューする際、この812 スーパーファストはフェラーリの創立70周年を記念する特別色「ロッソ・セッタンタ」を纏って登場するという。

"ロッソ"はご存じのようにイタリア語で"赤"、"セッタンタ"は"70"という意味だ。

実車の公開が楽しみ...といつもなら書くところだが、このクルマに関してはそのサウンドを聞くのが待ち遠しくてたまらない。F12の音を耳にしたことがある方なら同意していただけるはず。

動画の公開を楽しみに待つことにしよう。

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(2017年2月17日Autoblog 日本版「フェラーリ、12気筒ベルリネッタの進化形「812 スーパーファスト」を発表」より転載)

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