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マクラーレンのF1マシン、ついにシルバーと決別。新色は「グラファイト・グレー」

2015年05月08日 16時20分 JST | 更新 2015年05月08日 16時24分 JST
 

2015年F1世界選手権に参戦中のマクラーレン・ホンダは、今週末に行われる第5戦スペインGPからマシンのカラーリングを変更すると発表。「グラファイト・グレー」と呼ばれる新カラーを纏った今季用F1マシン「MP4-30」の写真を公開した。

1970年代から90年代までの間に数々の栄光を築いてきたマクラーレンの「マールボロ」カラーが、黒と銀を基調としたカラーリングに変更されたのは1997年のこと。これはタイトル・スポンサーが「ウエスト」タバコに変わったことがきっかけではあったが、赤と白の山形がマールボロ・ブランドのロゴを元にデザインされたものであったのに対し、黒と銀はウエストのロゴや製品パッケージとは直接的な関係がなく(Westのロゴの文字はブラックでそこに赤と共にシルバーのスラッシュが入ってはいるけれど)、それよりシルバーは当時のエンジン・サプライヤーであるメルセデス・ベンツの「シルバー・アロー」と呼ばれた往年のレーシングカーを連想させた。そのウエストとの契約も2005年に終了し、メルセデスからホンダにパートナーも変わった今季、カラーリングの変更は当然予期されたものであった。むしろ開幕戦にこれまでとあまり違わぬシルバーをベースにしたカラーリングで現れたことに、驚き落胆したファンも多かったのではないだろうか。

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そのシルバーがついにマクラーレンのマシンから消えた。替わってカウルを染めるのは、プレスリリースによれば「力強く、捕食性の(dynamic, predatory)」グラファイト・グレー。これは「メルセデスを喰ってやる」とか「シルバー・アローを塗りつぶしてやる」という意味では(多分)なく、明るい陽光だけでなく近年のトワイライト・レースやナイト・レースで使われる照明の下でも効果的に見えるように考えられたという。これまでの光を反射するクローム・シルバーよりも、マクラーレンの赤い「スピードマーク」ロゴとラインが引き立つ、としている。

アイボリー・ホワイトや赤いロゴのような、ホンダらしさを感じさせる要素が見られない点は我々日本のファンにとっては残念なところだが、まずは新カラーで心機一転、今季まだないポイントを獲得し、マクラーレン・ホンダとしては1992年の最終戦オーストラリアGP以来、23年ぶりとなる優勝へと躍進して欲しいもの。

McLaren MP4-30 Revised livery

By Hirokazu Kusakabe

(2015年5月7日Autoblog日本版「ようやくシルバーと決別!? マクラーレン、F1マシンの新カラーリングを発表!」より転載)


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