テスラ「モデルS」をボンドカーの潜水艦に変身させる隠しコマンドが発見される(動画あり)

マスク氏がテスラ「モデルS」に遊び心のあるイースター・エッグ(ソフトウェアに設定された隠しコマンド)を埋め込んでいたことが明らかになったのだ。

テスライーロン・マスクCEOについて考えたとき、真っ先に"ユーモアのセンス"が思い浮かぶことはないだろう。ところが実はなかなかのものをお持ちのようだ。というのも、マスク氏がテスラ「モデルS」に遊び心のあるイースター・エッグ(ソフトウェアに設定された隠しコマンド)を埋め込んでいたことが明らかになったのだ。

マスク氏が、ジェームズ・ボンド・シリーズの映画『007/私を愛したスパイ』(1977年公開)に登場した水陸両用のボンドカー、ロータス「エスプリ」2013年に96万6,560ドル(約9,500万円)で購入したことはよく知られている。一時はこのクルマにテスラのパワートレインを搭載し、本当に変形できるように改造するというアイデアを持っていたようだ。他の人がそんな計画を口にしても空想にしか思えないところだが、マスク氏には実現しようと思えばできる財力と手段がある。そしてどうやら、ボンドカーを持つという楽しみを、モデルSのオーナーと少しでも共有したいと思ったらしい。

この隠しコマンドへのアクセスはとても簡単で、YouTubeユーザーがその方法をビデオで紹介している。まず、センターコンソールに装備されたタッチスクリーン上部中央のTボタンを長押しすると、アクセスコードが要求される。そこで「007」と入力し、サスペンションの設定ページをチェックしてみると、通常のモデルSではなくボンドのエスプリ潜水艦がスクリーンに表示されるのだ。さらに、潜水艦の深度を最大2万里まで選択できるようになっているのだが、こちらは明らかにジュール・ヴェルヌの古典的SF小説『海底二万里』になぞらえているものと思われる。

いつの日にかマスク氏が、電気自動車に改造したエスプリの潜水艦を披露する時が来るかもしれない。その日が来るまで、このような形で素敵な潜水艦を見せてテスラのオーナーを楽しませてくれるというのは、なかなか粋な計らいではないだろうか。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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