7度のF1世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハが、スキー中に転倒して頭部に重傷を負ったという衝撃的なニュースを昨年末にお伝えしたが、現在のところシューマッハの容体は安定しているものの、危機的な状況を脱したとは言えないようだ。

7度のF1世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハが、スキー中に転倒して頭部に重傷を負ったという衝撃的なニュースを昨年末にお伝えしたが、現在のところシューマッハの容体は安定しているものの、危機的な状況を脱したとは言えないようだ。

シューマッハが収容されているフランスのグルノーブル大学病院では、頭蓋内圧を下げるため、脳の左側にある血腫を除去する2度目の手術が12月30日に行われた。付き添っているシューマッハの家族はリスクの高い手術に同意して、術後の容体は安定。しかし、医師団は未だにシューマッハを人工的な昏睡状態にしておく必要があると判断しており、どのくらい昏睡状態を続ける必要があるかの見通しは立っていないという。

医師団のひとりであるジャン・フランソワ・パヤン教授は、「まだ異常はいくつか残っているため、これらを正すための治療戦略を立てた。今は容体が安定した状況にあるので、少し時間を掛けて治療に臨んでいきたい」と述べている。

事故から1週間が経過しようとしているが、予断を許さない状況が続いている。シューマッハの1日も早い回復を祈りたい。

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