ブログ

ハフポストの言論空間を作るブロガーより、新しい視点とリアルタイムの分析をお届けします

那須野純花 Headshot

「かわいくなりたい!」と望んじゃダメ?みんなで考えたかわいいの見解

投稿日: 更新:
印刷

私は先日、ハフポスト編集部主催の「渡辺直美の専属スタイリスト・大瀧彩乃さんと摂食障害経験者・野邉まほろさんと考える、女性を悩ます「かわいくなりたい!」と向き合う方法」というイベントに参加しました。

movie watching

「摂食障害を治すために、Twitterの言葉を変えた」。
「黒い服を選んでもいい。自分が好きな色ならば」。

体型や見た目のことで悩みやすい女性に向けて、登壇者の驚くほどシンプルな解決方法やアドバイスが、飛び交いました。

今回私が参加しようと思ったのは、自分も女性であるためこの企画に興味を持っていたのと、先日自身のコンプレックスを打ち明けた文章を寄稿したからでした。

実際に参加してみて、人の人生を覗くようなイベントだと思いました。

■ひとり手を挙げれば、フォロワーはきっといる


参加者には、過去に登壇者の野邉まほろさんと同じ摂食障害を患った女性が参加していました。

その一人である坂下優華さんは「今は辛くて、誰にも会いたくない日がある。でもネイルでもいい、リップを塗るだけでいい、ほんのちょっぴり自分が好きなものでおしゃれをしたらいつもならお布団の中で泣いていた時間が少しだけ自分を愛する時間になる」と、感じたことを話してくれました。

私はこのイベントに参加して、彼女みたいにイベントに来てよかったと笑顔を見せる女の子にたくさん出会いました。そして同じ経験をした仲間と顔をみて初めて繋がる機会に遭遇しました。

これまでネット上にしかいなかった同じ想いを共有できる仲間が目の前にいることに安心感を得たようでした。

■自己紹介から吸い込まれた。ゲスト2人からのメッセージ


2017-07-05-1499218964-3834374-SKN_8812.JPG

ゲストの一人である野邉まほろさんは、今の自分が過去の自分から変わるために「自分の"嫌い"をなくすのではなく、いかに自分の"好き"を取り入れていくか」を大切にしていると話していたことが、印象的でした。

ダイエットやおしゃれは自分のデメリットを減らすためにするものだと私は考えていたからです。自分の好きを取り入れる発想は斬新で新しく、まほろさん自身の物事の考え方に会場全体も注目していました。

もう一人のゲストである大瀧綾乃さんはスタイリングをする際に「服を着ている本人が楽しく、明るい気持ちになるような服をテーマに考えている」と話した時、会場の雰囲気がパッと明るくなりました。

着ていて細くみえるスタイルよりも考え方の変化に注目した話だったからです。細くいることだけが美しさではありません。自分が心から楽しまなければ、それは魅力的ではないのです。

みんなが自分という存在を理解することは、自分の気持ちを大切にすることが大事だと感じたからなのか、場の空気が穏やかになった気がしました。

ゲスト2人のアドバイスは、参加者誰もが明日から実行できそうなものばかりでした。多くの人が悩んでいた「見た目」問題ですが、2人の笑顔は眩しく、来場者に変わろうとする、たくさんのエネルギーを与えました。

■小さな解決策を積み重ねること


2017-06-20-1497982591-8811362-19145820_1930715323807044_15092820788108288_n.jpg

体型や見た目の悩みは、一瞬で解決するものではありません。しかし、放っておくこともできません。なぜなら、自分のからだとは一生付き合っていかなくてはいけないからです。

私も以前、自分の髪の毛が嫌いで仕方ありませんでした。憧れのサラサラヘアを目指して、何度も試したスタイリング剤。結局、道具や技術に頼るのではなくて、今の自分に自信を持つことが重要だと気付きました。

考え方一つで、他者に振り回されていた自分の価値を、きちんと自分で再定義できるようになります。

私は以前、自分のコンプレックスだと思う髪の毛について、良い点と悪い点を5つずつ書き出して、悪い点を書いた紙を破る…。という作業をしていました。どうしようもない負の感情と向き合わなくてはいけない時に、あえて書き出して、破ることでその感情自体を否定できるような気分になりました。

また、自分の信頼できる人に自分のコンプレックスについて、勇気を持って話すことで理解者を増やすアクションも起こしていました。

どの行動もシンプルです。人に話すほどでもないかもしれません。しかし、それらは確実に自分に自信をつける薬となったのです。

ゲストが嬉しそうに話すまで、私自身もこのような小さいことで自分を肯定するようになっていたことに気づきませんでした。今から振り返ると、大々的なアクションを起こすよりも、気持ちや考え方一つで人はもっと生きやすくなるのです。

イベント終了後、会場を後にする間際に、机の上に置かれていたチョコレートを満面の笑みで食べている女の子の姿をみました。
食べている姿は美しいし、なにより可愛かったのです。

chocolate on the desk

ladiesbeopen

ハフポスト日本版では、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。
女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。
みなさんの「女性のカラダ」に関する体験や思いを聞かせてください。 ハッシュタグ #ladiesbeopen #もっと話そうカラダのこと も用意しました。 メールもお待ちしています。⇒ladiesbeopen@huffingtonpost.jp