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私が現職大統領として、88年振りにキューバを訪れた理由

2016年03月23日 00時20分 JST | 更新 2017年03月23日 18時12分 JST

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キューバのオールド・ハバナを視察した後、自分たちの車まで歩いて戻るオバマ大統領とミッシェル・オバマ婦人。2016年3月20日、ピート・ソウザ氏撮影。ホワイトハウス公式写真)

編注:アメリカのオバマ大統領は3月20日、現職大統領として88年振りにキューバを訪れました。これは訪問初日を終えたオバマ大統領が書いたブログです。

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¡Hola desde Cuba!(キューバからこんにちは!)

妻のミッシェルや娘たちと共に、キューバでの最初の1日を首都ハバナで過ごしました。キューバの人々が、沿道に集まって私たちを歓迎してくれました。アメリカからたった90マイル(約145キロ)しか離れていていこの国を、約90年振りに訪れるアメリカ大統領になれて大変光栄です。

多くのアメリカ人と同じように、私はキューバとアメリカが断絶している状態しか知りませんでした。私が生まれたのはピッグス湾事件が起こった1961年。翌年の1962年にはキューバ危機が起こり、世界は核戦争に突入する瀬戸際にまで追い込まれました。それから数十年経ちましたが、両国政府間の不和は、キューバ人とアメリカ人に悲しみと苦しみを与えてきました。中でもキューバ系アメリカ人の多くは、数十年にわたって母国や肉親と引き離された状態を耐え忍んできました。

キューバの人々との友情を結ぶために、私はハバナに来ました。冷戦が残した最後の痕跡を消すため、そしてキューバの人々を理解し、生活向上の手助けをするという新しい時代を築くために、ここに来たのです。

両国政府の間には、今でも現実的で重要な違いが存在してます。それには、安全や防衛面での違い、人権や人々が受ける機会といった面での違いが含まれます。一方でアメリカ人とキューバ人が共有しているものもたくさんあります。文化、情熱、未来への希望、そしてもちろん野球への愛です。

一回の訪問、そして一人の大統領が、多くのキューバの人々を貧困と亡命に追いやった過去を消し去れるとは思ってはいません。しかし、時に最も重要な変化が、小さな一歩から始まることもあります。キューバの人々、そして自分たちで未来を築きたいという彼ら願いを私は信じています。時間をかけて、両国の間に存在する問題に対処する方法を変えていけば、可能になると信じています。

だからキューバでさまざまな人々にお会いし、直接お話を伺うことを楽しみにしています。キューバとアメリカが協力すれば、両国が共に前進できる新しい関係を築けるでしょう。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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