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自分たちの体操で過去を越え、未来をつくりたい──団体金メダルを獲得した体操男子団体チームの12年

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リオデジャネイロオリンピックで、悲願の金メダルを獲得した体操男子団体チーム。予選4位からの快進撃は、日本中を魅了しました。

金メダル候補と言われ続けるプレッシャーもあるなかで、体操男子団体チームの強さの理由はなんだったのでしょうか。

キャプテンの内村航平さん、監督の水鳥寿思さん、男子団体チームコーチの森泉貴博さんにお話を伺いました。

アテネオリンピックを見て育った僕たち


-今回のオリンピックでチームが目標としていたことを教えてください。

内村:個人より団体でメダルを取りたいという想いが今回は強くありました。アテネオリンピックをみて僕たちは育ったので、あの感動を自分たちの体操でも再現したい、乗り越えたいという強い想いを持ってこれまで練習を積み重ねてきました。北京、ロンドンは惜しくも金を逃したので、今回は絶対に取るという気持ち、体操は個人競技ですが、団体で勝ってこそチーム日本、体操日本を、僕たちの力でもっとよくしてけると思ってやってきました。

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-前回のロンドンのときとのチームの違いはありますか?

内村:ロンドンの時も僕がチームを引っ張る役割だったんですけど、自分だけが頑張りすぎていて、周りの選手が少しついてこれていなかった感じがありました。今回はみんながしっかりついてきてくれたところが大きく違いました。

-キャプテンとしてやり方を変えたことなどありますか?

内村:変えようと思って変えたことは無いのですが、気になったところはしっかり口に出して言うようにしたり、4年間常に「金がほしい」と言い続けたところでしょうか...。それに対して各自ができることを考えて、ベストを尽くす努力をしてくれた、これに尽きると思っています。

-今回「チームとは」の問いに、「いい意味で自己中心的」と書かれた背景は?

内村:体操は演技するときは一人なので、周りの選手を気にせずに自分に集中することが大事になります。いい意味で自己中心的にやれたからこそいいチームワークができたと思っています。

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-4年後は東京オリンピックになります。同様にメダルを目指すと思いますが、それに向けて必要なことは何でしょうか。

内村:東京オリンピックになると、団体戦のルールが変わり、人数が5人から4人に減ります。そうなると、チームメンバー4人全員が個人総合でも世界のトップ10に入るくらいの実力がないとチームで金メダルを取るのは難しくなってきます。まずは個々のレベルアップをすること。いい体操を日本は絶対にできると思うのでそこは変えずに、個人の力を上げていくことが重要になってきます。

役割を果たし、「自立」することが強いチームの秘訣


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-それぞれが思う「強いチーム」とはどのようなものでしょうか。

水鳥:色々なタイプの人間がいるので、それがうまくまとまっていくためには、上から指示するのではなくてそれぞれが役割を見つけていけるチームが強いと思っています。自分たちのときもそうだったし、選手自身、かつ指導者が自立することが強いチームの前提条件だと思っています。

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森:個人競技がまとまってチーム競技になるというのは他の競技にはあまりないものです。個人個人が自分たちの役割を果たして次の選手につないでいく、それがミスなく最後の演技者までつなぐことによって結果が生まれてくる。失敗なく、タスキのつなぎ方も、微妙なところも含めてうまくつないで行ければ最終的に結果につながるのかなと思っています。

-指導者として心がけていることはありますか

森:常に平常心でいることです。監督やコーチが緊張している姿、顔、言葉遣いはすべて選手に伝わります。日本で練習しているときと同じアドバイス、振舞いをするようにしています。

(取材・執筆:椋田亜砂美/撮影:橋本直己

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ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」は、職場での「成果を出すチームワーク」向上を目的に2008年から活動を開始し、 毎年「いいチーム(11/26)の日」に、その年に顕著な業績を残した優れたチームを表彰するアワード「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」を開催しています。 公式サイトでは「チーム」や「チームワーク」「リーダーシップ」に関する情報を発信しています。

本記事は、2016年11月1日の掲載記事自分たちの体操で過去を越え、未来をつくりたい──団体金メダルを獲得した体操男子団体チームの12年より転載しました。