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松本紹圭

浄土真宗本願寺派光明寺僧侶、一般社団法人お寺の未来代表理事

1979年北海道生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。超宗派仏教徒のウェブサイト『彼岸寺』(higan.net)を設立、お寺カフェ『神谷町オープンテラス』を運営。2010年、南インドのIndian School of BusinessでMBA取得。2012年、お寺の経営を指南する「未来の住職塾」を開講。2013年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderに選出される。著書に『お坊さんが教えるこころが整う掃除の本』(ディスカヴァー21社)など。
松本紹圭

無宗教国家日本が世界を救う

今後、日本のお寺が本来の宗教性を発揮し、日本がまるごと世界のお寺=templeとなって、世界中から訪れる人が生きる意味を問い、自らが生きているという経験を取り戻す舞台環境を提供できれば、これほど素晴らしいことはない。そう思いませんか?
2014年12月11日 15時52分 JST
松本紹圭

お寺は二階建て、宗派は出身地

若くて真面目な僧侶ほど、アイデンティティの置き場所に悩んでいます。仏教の本義に照らせば、自我を糊塗するアイデンティティなど一刻も早く崩壊させてしまったほうが良いとも言えますが、ほとんどの僧侶が世襲や血縁を仏縁としていますし、人並みにアイデンティティを欲し、そこに苦しみが生まれます。
2014年12月01日 15時17分 JST
 

浄土真宗の僧侶が親鸞を語ること

松本紹圭です。写真は、京都の自宅の近くを臨済宗のお坊さんが托鉢で通りかかった際、娘と一緒に志をあげたところです。托鉢って、出会うと嬉しいですね。
2014年11月09日 01時54分 JST
Yagi Studio via Getty Images

お寺を継ぐべきか迷っているあなたへ(後編)

僧侶になるべきかどうか、住職の後を継ぐべきかどうか、最後は自分次第であり、縁次第です。そのようなご縁を大事に思うのなら、ひとまずそちらに歩み始めればいいでしょうし、そんなものは関係ない!しばられたくない!と思うのなら、離れて生きればいいでしょう。
2014年08月19日 23時25分 JST
 

多くのお坊さんが絶賛する京都のお寺「法然院」の住職が考える、お寺の役割とは

有名寺院がひしめく京都、東山の地にひっそりと佇む名刹・法然院。そこまでの知名度ではないかもしれませんが、知る人ぞ知るお寺です。多くのお坊さんの口から「あのお寺はいい!」「あそこのご住職はすばらしい!」とよく話題になるのが、法然院です。
2014年07月23日 17時00分 JST
annhfhung via Getty Images

お寺よ、変わるな!

北海道のお寺の孫に生まれて、よくある田舎のごくふつうのお寺の営みを身近で見ながら育った私は、思春期にオウム真理教の事件なども経験し、仏教やお寺への愛着とともに、伝統仏教の閉鎖的な体質への反発を持ちました。仏教界に飛び込んだ当初の「お寺が変わり、もっと社会に開かれて、人々が仏教に親しみやすくなれば、きっと社会は良くなっていくんじゃないか」という思いが、その後さまざまな活動を経て、現在の未来の住職塾へとつながっています。
2014年06月18日 01時52分 JST
 

仏教は、束縛から人を自由にする教えです

世の中が息苦しくなれば、宗教に光を見いだそうとする人が増えるのが世の常ですが、果たしてその求めに応じるだけの力が今の仏教界にあるのかどうか。実際のところ、お坊さんでさえ経済に負けてしまっている人が少なくないのではないでしょうか。住職として経済(娑婆を支配するシステム)を理解して適切な付き合い方を身につけることは大切ですが、経済に飲み込まれては元も子もありません。
2014年05月06日 19時29分 JST
 

日本のカレーはお嫌いですか?

今週は毎日のように講演が入っており、日本列島を東へ西へと長距離移動しました。いささか疲れましたが、こんな若僧の私の話を聞いてくださる方がいらっしゃることはとてもありがたいことです。いろいろな場所でお話しをさせていただくことは、私にとっても大切な人生修行です。
2014年04月04日 20時34分 JST
松本紹圭

日本的霊性

企業と同じくお寺においてもマーケティングで大事なのは、いかにして受け手側の視点に立つかということ。これまでお寺の世界ではここが欠けていたからこそ、せっかく教えのモノが良くても、受け手にその価値を感じてもらうことが難しかったのだと思います。
2014年03月01日 20時40分 JST
松本紹圭

日常を非日常のように生きる

松本紹圭です。仕事の合間を縫って、法然院さんの仏教入門講座に行ってきました。法然院は京都の東山にある浄土宗のお寺さんで、ここ京都では私が一番よくお参りさせていただいているお寺です。お庭や伽藍、仏像など、京都には見所いっぱいのお寺がたくさんありますが、法然院はそれらの目に見える良さもさることながら、梶田住職の存在とそこに集い人々のサンガの良さが際立っています。
2014年02月15日 15時36分 JST
松本紹圭

みたらし団子の由来、知っていますか?

現在、仲間と一緒に未来の住職塾を中心としたさまざまな(細々とした)事業をする一般社団法人お寺の未来という法人を立ち上げて、その法人からの給与で生活をしています。非営利法人ですが、いわばベンチャー起業家、今風に言えばソーシャルアントレプレナーです。
2014年01月19日 16時22分 JST
Shoukei Matsumoto

日本的リーダーシップの源流「菩薩道」―あすか会議2013(仏教と経営 特別編1)

住職という仕事は、2つの重い役目を両立させなければならない難しい仕事だと思います。ひとつには、宗教者。皆からの期待に答える宗教者になるというのは、これはなかなか大変なことです。そしてもうひとつは、経営者。お寺といえども現代では宗教法人という法人であり、住職はその代表役員です。お寺が社会の中で果たすべき役割をしっかり果たせるように導く経営者としての側面があります。
2013年11月20日 00時41分 JST

すべての仕事は道に通ずる(仏教と経営 第7回)

いかなる仕事であれ、仕事をひとつの道としてひたむきに追求することで、日本人は自己を見つめていきます。自己を徹底的に見つめた果てに出会うのは、確固たる自己どころか、固定した実体などかけら程も持たない自己の無根拠さ。しかし同時に感じられるのは、そのような根っこのない自己があるがまま成り立っている不可思議さ。そのとき人は、仕事を通じて自己を再発見するのでしょう。
2013年10月17日 17時24分 JST

縁起のいい経営(仏教と経営 第5回)

科学全盛の時代であり、ビジネスの世界にもデータベースや統計を駆使した科学的な手法が盛んに取り入れられていますが、なんだかんだ言っても現場では今でも、オフィスの隅っこに神棚を飾ったり、お正月には商売繁盛の祈願をしたりと「縁起をかつぐ」ことがなされていますね。
2013年09月19日 15時33分 JST