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娘を持つことについて、誰も教えてくれなかった10のこと

2015年02月21日 17時35分 JST | 更新 2015年04月22日 18時12分 JST

一般的に、人は誰かに子供が生まれると分かると、あれこれ予言し始める習性がある。わたしの場合、父親になるとはどういうものか、どう感じるかについて、本当にたくさんの予言をしてもらった。だが、誰もわたしに教えてくれなかったこともある。娘を持つ父親の心や気持ちがどのようなものなのかについて、もしあなたが興味があれば、次のリストを父親の心を垣間見れるものだと思ってご覧いただきたい。

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1. 娘がそんなに早く男の子に興味を持つようになるなんて、誰も教えてくれなかった。

多くの人が、恋愛において男の子は肉食で、女の子はせいぜい、そんな男を寛大に受け止める存在という社会人類学的考えを信じている。私もかなり、そのように考えていた。しかし、ある晩、スポーツジムで起こった出来事により、この概念が完全に変わってしまった。その夜、娘のメアリー・グレースがわたしの腕をグイッと引っ張り、興奮した様子でこう言ったのだ。「パパ、あそこの男の子見て。あたし、あの子が気に入っちゃった!」ジムのカフェでスムージーを飲みながら、娘は、ひっきりなしにその男の子の姿を追い、じーっと見つめていた。やがて、彼がわたしたちのテーブルに来た。彼の名前はハリソン。娘の名誉のために言うと、彼は礼儀正しくて明るく、話し方もきちんとしていた。娘にもきちんと敬意を払い、優しく接してくれた。だが、この初恋の難点は、彼が身長193cm、サーファー風のイケメンで、アメフト選手のような体型の19歳の青年だったということ。彼はカフェの店員だ。そして娘はなんと、3歳。参った。

2. こんなにも深く妻を愛せるなんて、誰も教えてくれなかった。

家の中に娘のメアリーのミニ版がいると、わたしにとっての彼女の存在を改めて考えずにはいられない。長年、ストレスに感じてしまっていた妻の個性や性格が、突然、娘の人格として再び現われ、私にはほぼ理解不能と思っていた妻の人格の一部を新しい視点や思いやりを持って見られるようになったのだ。1つ例を挙げよう。過去、予定が狂ったときに死ぬほど失望している様子の妻を決して理解することはできなかった。ちょっと変更されただけの、あまりにも普通のことでさえ、彼女の機嫌を大きく損なうことがある。一度、妻が「食べようと思っていた」特上リブロースサンドイッチの最後の一切れを、彼女の前に並んでいた人が取ってしまい、カフェテリアの列で妻が完全に不機嫌になったことがある。娘も、驚くほど全く同じ性格だ。だが、娘は幼い子供なのだから、わたしは大きな器で構え、娘の気持ちを計算しなければならない。そうする中で、このように小さなことで大きく悲しむのは、人生をありのままに夢中で楽しんでいることが根幹にあるからだと分かった。そして、今度は、妻に目を向けてみる。以前なら、このような時、妻を子供っぽいと思っていたものだが、今ではそれが子供のような純真さであると分かっている。大きな違いだ。過去に戻って、その頃から今と同じように彼女を愛せたらと思う。妻はその愛を受けるのにふさわしい。

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3. 汚れたおむつを一回でも交換すれば、これまで女性の体の構造を理解しようとしてきた努力が根本的に変わるということを、誰も教えてくれなかった。

うんちで汚れた小さな赤ん坊の女性器をきれいにするというのは、本当に目まいがする経験だ。わたしは、文字通り、片手におしりふき、もう片方の手に拡大鏡を持ち、外科医のように娘のあそこにこびりついた大便を剥がしたものだ。

4. 娘を持てば必ずフェミニストになると、誰も教えてくれなかった。

5. その優しさの裏側に何が待っているのか、誰も教えてくれなかった。

娘を持つ父親はよくこんな冗談を聞く。「人を愛したことがあるって?準備しておきな! そんな気持ちになったことはないはずさ」。ある意味、その通りだ。「パパの娘」の小さな指を包む父親のイメージが、それをよく表している。あまり語られないのは、優しさの中の優しい部分の裏側に計り知れない怒りがあるということである。説明もできないような、荒々しい凶暴さが中央からこみあげてくるのだ。割り込み同然で入ってきた群衆の誰かに暴力をふるう自分の姿を思い描くこともできず、ハラハラしながら、農産物の直売所の人混みをまだ赤ん坊の娘が入ったベビーカーを押して歩いた日を思い出す。同時に、同じ理由で、自分の命を失ったり他人の命を奪いかねたりしないほど激怒もしている。男心とはなんと複雑なものか。ここから学ぶべきことがあるのかもしれない。

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6. 「バタフライキス」という曲が世界一素晴らしい曲だと、誰も教えてくれなかった。

安っぽい御涙頂戴な曲と言われようと、娘を持てば、この曲が持つ不思議で激しく心に訴える力には抵抗できない。昨年の夏、友人の結婚式で、数人の新郎介添人と一緒に歌ったのだが、前半は冷笑しながら、しかし、後半になると、娘と一緒に踊り、すすり泣いている自分がいた。共に言おうじゃないか。「わたしは(主にクリスチャン・ミュージックを歌う)ボブ・カーライルの信者です。」

7. ピンク色がこんなに大事だなんて、誰も教えてくれなかった。

昨年のクリスマス、娘はサンタに「メスの子犬」をお願いした。クロースに何色が欲しいのと聞かれると、娘は間髪入れずにこう答えた。「ピンク!」以前、娘が、自分専用のピンクのお皿が食器洗浄機の中で、夕食では使えないと聞き、泣いたこともあった。キラキラした光に包まれ、白いローブに身を包んだイエスが娘の部屋に現れ、青い翼の生えたユニコーンをプレゼントしてくれたが、正直、わたしはこんな感じだった。「あー、神様、空飛ぶ馬をありがとう。でも、1つ忘れていますよ。ピンクです!さて、その白いローブですけど...」

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8. 妻から聞いたことがあったかもしれないが、信じていなかったこと。女の子は、幼稚園のころから自分の結婚式について考え始めるものなのだと、誰も教えてくれなかった。

個人的には、ディズニーを恨む。我が家の白いリネンはすべて、ウェディングリハーサルごっこの格好の餌食だ。娘は細かいところまで演じている。最初は結婚相手がわたしであったため、そんな娘が本当にかわいく思えたが、最近では幼稚園で一緒の子が未来の新郎になってしまった。彼は「バカなイケメン」だからだそうで...。

9. 娘が初めて、自分ではなく幼稚園のバカなイケメンと結婚したいと言い出したら、見境いなくショックを受けるだろうと、誰も教えてくれなかった。

10. マニキュアや、お茶会ごっこ、昼間のクローゼットあさり、即興でワルツを踊ること、パステルのタックルボックス、ファンシー・ナンシー (翻訳者注: 絵本) を心から楽しめるようになると、誰も教えてくれなかった。

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この記事を軽く読んだ程度の読者ならば、きっと感傷的にしか聞こえないであろう。しかし、娘を持つ親ならば、ここに書かれている、恐ろしく心をぐちゃぐちゃにかき乱すものの、そして、同時に神聖でもある内容も感じてもらえることと思う。

このブログはハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。