私はいつもピエロ役。高校3年生、文化祭がつらいです。

今は文化祭準備の真っ最中。私の学校はクラス単位で出し物をします。高校生活最後の文化祭ということもあり、クラス全体の空気が白熱しており、作業場にいるだけで疲れてしまいます。

Twitterのタイムラインで、ハフポストの「#だからひとりが好き」の企画を知りました。私の意見を書かせていただきます。

私は高校3年生です。今は文化祭準備の真っ最中。私の学校はクラス単位で出し物をします。

高校生活最後の文化祭ということもあり、クラス全体の空気が白熱しており、作業場にいるだけで疲れてしまいます。

皆に悪いと思いながらも、事あるごとに買い出しに逃げています。

毎日朝は午前8時から、夜は午後8時まで、土日もお構い無しに準備があり、参加しなければ白い目を向けられるこの期間。いつもなんとなく、皆の熱と違う疎外感を感じています。

「めんどくさい」「だるい」「帰りたい」――。こう思ってしまう理由は私の性格にあると思います。

小さな頃から友達作りに困ったことはありませんでした。自分から話しかけなくとも、いつの間にか輪の一員になっていることばかりでした。

でも、その中で毎度なめられ役の私は、怒り方も知らず、涙さえ出てこず...。ただ私にできることといったら、ヘラヘラ笑うことでした。

今だってそうです。グループで話していて私が話し出すと突然「いや黙って」と言われたことがあります。そんな時も、私は笑っていたし、それで皆も笑っていた。「冗談だよ、ごめんね何?」とその子が笑って返した時も、私は笑っていました。

「他のメンバーは認められている気がする、でも私はこの中のピエロ役」

「なにをやっているんだろう、他に私に居場所はないのか、早く見つけなきゃ...」

ああだこうだともがいても、逃げ出す勇気も持てず、友達からの「あんたは優しいから...」の一言に手持ち無沙汰な心をねじ込みます。これでいい、これでいいと思うほど、涙が溢れます。もちろん自室で。

いつも学校で、笑うべきところで機械的に笑う私が、自分の感情に正直になれるのが「ひとり」でいるときです。

ひとりになった時、やっと、矛盾だらけで弱虫な自分を客観視できます。「明日はこうしよう」「ちょっとは自分を出そうよ」「でも自分ってなに?」「私は何を求めているの?」。

答えのない問いを立て考える時間が、今は一番落ち着くのかもしれません。

いや、私が自分が笑顔で、正直になれる場所はもう二つあります。それは家族と、大好きな幼馴染です。家族は、外ではなかなか反抗したり怒ったりできない私がただ一つ人に感情をぶつけられる場です。

また、幼馴染みは、会えば何をするでもなく落ち着くし、小さい頃から一緒なだけあって考えていることがとても近くて楽です。

「ひとり」と「家族」と「幼馴染」。この3つの居場所を、私は冗談抜きに、命懸けで守りたいと思います。そして今後、そんな居場所が一つでも増えればいいなと、願っています。



ハフポスト日本版は、自立した個人の生きかたを特集する企画『#だからひとりが好き』を始めました。

学校や職場などでみんなと一緒でなければいけないという同調圧力に悩んだり、過度にみんなとつながろうとして疲弊したり...。繋がることが奨励され、ひとりで過ごす人は「ぼっち」「非リア」などという言葉とともに、否定的なイメージで語られる風潮もあります。

企画ではみんなと過ごすことと同様に、ひとりで過ごす大切さ(と楽しさ)を伝えていきます。

読者との双方向コミュニケーションを通して「ひとりを肯定する社会」について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

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ハッシュタグ #だからひとりが好き も用意しました。みなさんの体験や思いを聞かせてください。

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