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どうしたらいい? ニキビ痕の治療

2015年07月07日 15時00分 JST | 更新 2016年07月05日 18時12分 JST
写真AC

せっかくニキビが治っても、痕が残ってしまうことがあります。ニキビ痕の種類と原因、そして治療法は......?

◆ニキビ痕の種類と原因は?

ニキビ痕は状態によってへこみ・陥没と、赤み・色素沈着の2種類に分けられます。

⑴へこみ・陥没の原因

へこみ・陥没は、ニキビが治った後に残るクレーターのような瘢痕(はんこん)や凹凸のことです。ニキビができてアクネ菌が増殖し炎症が広がっていくと、炎症により真皮や皮下組織にあるコラーゲン等が破壊され、陥没性の変形が起こります。

⑵赤み・色素沈着の原因

ニキビが治っても赤みや茶色い色素沈着が残り、ニキビ痕になることがあります。

赤み:炎症による毛細血管の破壊で、血液中のヘモグロビンが残ってしまうことが原因。

茶色い色素沈着:ニキビの炎症によりメラニンを作る細胞が刺激や炎症で活性化され、メラニンを大量に生成し、それが色素沈着として残ってしまうことが原因。

◆ニキビ痕はどう治療する?

ニキビ痕は状態によって原因が異なるため、治療法にも多少の違いがあります。

⑴へこみ・陥没の治療

へこみ・陥没の場合、真皮までダメージを受けているため、ホームケアだけで凹凸をなくすのは困難です。クリニックではコラーゲンの生成を促進させる治療や肌のターンオーバーを促進させる治療などをおこないます。

皮膚表面からのアプローチとしてフラクショナルレーザーやピーリングが、皮膚深部からのアプローチとして光治療などがあります。症状に応じて複数の治療法を併用する場合もあります。

⑵赤み・色素沈着の治療

赤みのあるニキビ痕は時間とともにある程度改善していきますが、早めに治療したい場合は、肌のターンオーバーを促進し、赤みを改善するレーザー治療や光治療などをおこないます。

色素沈着の場合は、メラニンの生成を抑制する美白成分の内服薬や外用剤を用いる治療、肌のターンオーバーを促進し、メラニンを除去するレーザー治療などをおこないます。

また、メラニンとヘモグロビンを選択的に同時に治療できる最新のレーザーを使った治療もあります。

・まとめ

症状や状態によって、アプローチ方法は変わってきます。時間がたっても赤みや色素沈着が消えない場合は、悩まずに皮膚科を受診してみましょう。

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【医師プロフィール】

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稲葉 岳也 耳鼻咽喉科・皮膚科

東京慈恵会医科大学卒業後、千葉大学大学院にて医学博士取得。東京慈恵会医科大学附属病院、聖路加国際病院を経て、2004年に、いなばクリニックを開業。総合アンチエイジングクリニック院長として日々診療を行っている。