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目の下のクマの原因は?

2015年05月22日 23時55分 JST | 更新 2016年05月18日 18時12分 JST

目の下にクマができるのはなぜなのでしょうか。クマができてしまったときの正しい改善方法とは?

目の下のクマの原因は大きく次の3つに分けられます。

・眼窩脂肪の突出による影      (黒クマ)

・皮膚の色素沈着          (茶クマ)

・眼窩脂肪の突出による眼輪筋のうっ血(赤クマ)

また眼窩脂肪の突出も原因によって分けられます。

A たるみ(下垂)による突出 (加齢による変化)

B 骨格や眼球サイズが原因  (10代から目立つのはこのタイプ)

C むくみによる膨張     (いわゆる疲れ目。体調の改善で治る)

D 脂肪の膨張        (太ったのが原因というタイプ)

このうちCの「むくみによる膨張」は徹夜したからクマができたというタイプのことで、眼の周囲に配置されている眼窩脂肪は体調の低下(疲れ)によりむくみ(水分の貯留)を起こしクマができてしまうのです。

特に眼窩脂肪は構造上、下側に水分貯留が起きやすく、クマとして目立ちやすいのだと思います。疲れたときには眼窩脂肪だけでなく、体の至る所の脂肪層で水分の貯留が起きていますが、最も目立ちやすい部位の一つが目の下であるのだと思います。

ここからは治療の話です。

目の下のクマの改善方法を検索すると、

1.美容外科、美容皮膚科などの美容医療を用いた方法

2.マッサージなどの物理的刺激による方法

3.飲み物やサプリなどの摂取する成分による方法

4.化粧品やメイクによる方法

が出ています。

これらは上記のA~Dの原因の中で最も合う治療法を選択して受ける、使用するのがよい改善方法といえます。この中でA、Bは脂肪が移動してしまったのが原因になるため、元に戻す、または戻ったようにするのが正しい治療法となるため、美容医療による治療が必須となります。

しかしながらC、Dに関しては逆に美容医療が選択肢からはずれる場合があります。特にCのむくみが原因の場合にはそのむくみを取り除くのが第一選択になりますので、良質な睡眠の確保のために、正しい生活習慣の助けとなるサプリなどを使用するのは良い事でしょう。またマッサージによる物理的な刺激は血行改善や水分を流すという観点からも適応になります。また茶クマ(色素沈着が原因)の場合には化粧品などが第一選択になるでしょう。

しかしながら気をつけておかなければならない事があります。A、Bが原因のタイプの方にマッサージなどの物理的な刺激を与える方法は症状の悪化を引き起こし、眼窩脂肪の突出を助長させてしまうのです。また化粧品ではA、Bのタイプには全く効果を発揮しません。

つまり、自分のクマを改善してくれる良い治療法(サプリやマッサージも含め)の選択には正しい原因のタイプを診断し理解することが何よりも大事なのです。

しかしながら自己判断で間違った原因であると思い込み何年も正しくない施術を行うという事例が多く見受けられます。実際にクリニックに来院されて相談を受けると、全く違った原因だと理解していたという方が多いのです。

逆に自己判断で手術すれば治ると考えて来院されたが、実際にはアトピー性皮膚炎から来る色素沈着が原因であり、そのアトピー性皮膚炎に対しては無治療であったケースなどもあります(この場合、第一選択は皮膚科にて治療を受けることです)。

良い治療、良い結果には必ず「正しい診断」がセットであると私は考えています。美容医療もより診断を重視して良い結果を生み出す時代が来ていると考えています。治療を受けるお客様も診断の重要性を知っていただき、謝った自己判断や間違った診断に惑わされることなく治療の選択をしていただきたいと考えています。

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医師プロフィール

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筒井 裕介 美容外科

Theoryクリニック 院長

順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学形成外科に入局。形成外科、美容外科の臨床経験を積み、その後、美容外科院長職を経て2009年に銀座にTheoryクリニックを開業。

筒井 裕介