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日常生活の延長線上で受けられる! 日帰り手術と在宅手術

2015年06月02日 00時34分 JST | 更新 2016年05月27日 18時12分 JST
Army Medicine/Flickr
Capt. Nathan Zwintscher, left, and Capt. Jacob Swann, 62nd Medical Bdg.'s 250th Field Surgical Team, performs surgery on Staff. Sgt. Mathew Horton, 2-1 Inf., during a live hands-on field exercise in a mobile field surgery operating room Oct. 19, 2011 at JBLM. Jim Bryant/NW Guardian

手術や麻酔などの医療技術の進歩により、入院が必要だった手術の一部が日帰りでできるようになっています。また小さな手術であれば、自宅でできる手術もあるのです。

         

仕事が忙しくてなかなか長期の休みが取れない。学校を休みたくない。週一日ある休みの時に手術してほしい。子供がいるので入院はしたくない。介護があるので入院できない。会社には知られずに手術したい。長期の入院がきっかけで寝たきりになるのは困る。一時的でも多額の医療費はかけたくない。などなど、さまざまな理由で日帰り手術を求める方が増えています。一方で、手術は入院しないとできないものと、思っている方も多いのではないでしょうか? もちろん、すべての手術が日帰りでできるわけではありませんが、そけいヘルニアや下肢静脈瘤、痔など、日帰りでできる手術は存在するのです。

また、ご自宅でもできる手術があることはご存知ですか? 寝たきりで介護を必要とするうちのじいちゃん。持病の痔が悪くなって出血したけど、病院に連れて行くのは大変だ。リハビリを開始した寝たきりの利用者さん。巻き爪が痛くなってリハビリが思うように進まない。真っ黒になった床ずれが見つかったうちのばあちゃん。朝から介護タクシーで病院に行ったけど、自宅に帰るのが毎回夕方になってしまう。私がいないと発狂する障害のある旦那。介護をしているうちに持病の静脈瘤が悪化した。病院にすら行けない。などなど、一度は経験した方がいると思います。そんな方たちのために私は在宅手術も手がけています。外来でできる処置や小手術、入院ベッドでできる事は自宅のベッドでもできるはず。そんな思いで活動しています。

入院しないで済む手術。病院に行かなくてもできる手術。東日本大震災を体験した開業医だからできる事。外科医として地域を駆け回ってできる事。自分にしかできない事。そんな事が何かあるはず。そう思うようになりました。これからも、たくさんの日帰り手術、在宅手術をニーズがある限りやっていきたいと思います。

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【医師プロフィール】

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村田幸生 外科

むらた日帰り外科手術・WOCクリニック 院長

聖マリアンナ医科大学を卒業後、都立駒込病院で外科研修。東北大学大学院進学。その後はJCHO仙台南病院(旧宮城社会保険病院)を経て、石巻市立病院勤務。東日本大震災を経験し、石巻赤十字病院外科副部長として勤務した後、2012年10月より仙台市にて現在のクリニックを開業した。開業して2年半、約1000例の手術を施行した。

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