BLOG

4月1日からの消費税増税で、私たちの生活はどう変わる?

2014年03月09日 17時22分 JST | 更新 2014年05月08日 18時12分 JST

4月1日より消費税がアップして8%に。たかが3%?されど3%?この増税分は、私たちの暮らしに、家計にどんな影響を与えるのでしょうか? そこで節約アドバイザー・丸山晴美さんに消費税増税にあたっての心構えを聞いてみました。

2014-03-07-01.jpg

■物価は上昇傾向に。家計防衛のためには暮らしの優先順位付けが大切です

今回4月からの消費税増税は3%分。諸説ありますが、世帯の支出としておおよそ年間5万円〜10万円。

月々およそ5000円〜10000円支出が増えると考えておけばよいでしょう。そして1回の飲み会や外食を減らせば抑えられるのが、この金額。ついつい外食しちゃったというのをなくして、おうちでごはんを作って食べる。それだけで増税分は挽回できるということですね。週末はみんなで手作り料理を持ち寄ってパーティ、調味料などは自分で手作りするなど、おうちごはんを楽しみながら、家計を守っていきましょう。

ただし現在、政府が掲げているのはインフレ(モノの値段があがりお金の価値がさかり続ける状態)政策であり、その上での増税ですから今後物価そのものが上昇していく傾向にあります。このインフレ政策は、賃金を上げるための政策でもありますが、今はまだ誰がどこまで恩恵を受けられるのか未知数の状態。だからこそ、しっかりと家計防衛が必要になるということを認識したほうがよいでしょう。

特に、お金を払うとき「本当にこれは必要なのかどうか」を自問自答する習慣を身につけることが大切です。その習慣とは、人生・生活で大切にしたいこととは何かという優先順位を見極めていくことにつながるもの。それらが習慣になると「ついうっかり」の生活が大きく変わっていくはずですよ。

■増税によって、買い物シーンも変化する?

消費税は、ほぼすべてのものに課税されています(学校の授業料、家賃、土地代などは非課税)。100円ショップは105円から108円、100円回転寿司も108円に。いわゆる商品だけでなく、水道光熱費、交通費、宿泊費、郵便料金、レジャー費、通信費などの分野にも課税されていることをお忘れなく。そのため、増税により郵便はがきは50円が52円に、JR山手線の運賃は切符で購入する場合の最低料金130円が140円になります。

さらに注意したいのが、価格表示の問題。今までは税込み表示が基本でしたが2014年2月より税込み表示(内税)と税抜き表示(外税)のどちらの表示も認められています。特に、小売り店では2015年10月に予定されている増税10%に向けて今から税抜き表示対応をするところが多くなると予想されています。 そのため、売り場で「いつもより安い!」と思って買って、レジで精算すると「思ったより高かった!」なんてことが増えるかもしれません。 売り場では、税抜き表示か税込み表示か必ず確認すること。そして、税抜き表示だったら、8%は計算しづらいので10%分をプラスして計算しましょう。次の増税へのトレーニングにもなりますし、思ったより安かったといううれしい効果にもつながるはずです。

■増税をきっかけに、経済の動向に敏感になろう

今回の増税8%は、次の消費税10%のための第1ステップにすぎません。そして、日々の物価は税金だけでなく政府の経済政策や国際的な為替なども大きく影響されます。今回の増税をきっかけに、国の政策、予算、税金の使われ方、あるいは為替市場の情報をチェックして、国内や海外の動向に敏感になっていくとよいと思います。それが最終的には、家計を守る最大の防衛策になるはずですから。

※取材協力 丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。

公式ホームページ「らくらく節約生活」

【関連記事】

(2014年3月7日「クックパッドニュース」より転載)