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クラウドワークスのデタラメ顧問に就任したキングコング西野氏が考える、これからの自由な働き方とは?

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CrowdWorks 西野

芸人でありながら絵本作家でもあるキングコング西野氏。既存の働き方にとらわれることなく自分の意志で新たな職業を身に付け、副業を成功させているキングコング西野氏に2016年限定でクラウドワークスの「デタラメ顧問」に就任して頂きました。ロボットやAI(人工知能)が人間の仕事を奪っていくといわれている未来の働き方において西野氏の自分で働き方をデザインしていくようになったルーツを紐解いていきたいと思います。

「テレビのひな壇はもう出ない」西野氏が芸人の稼ぎの常識を覆す


現代の日本では仕事をひとつしか持たない人が多く、その仕事だけに依存していると思います。一度仕事を持つと、今の仕事がいつなくなるかもしれないという危機感を持つこともなくなり、現状に満足しがちな環境に対して西野氏は警鐘を鳴らします。

「芸人と言えば漫才して、コントして、新喜劇に出てという既存の選択肢で結果を出すと、テレビに出て番組を持ったりするんですよね、テレビが芸人の大きな収入源なんでテレビにはみんな出たがるんですよ。でもテレビの枠にとらわれてると自分のやりたいことがサイズダウンしていくんですよね、本当はこういうことやりたくなかったのにグルメ番組で面白いことやったりワイドショーの中でコメンテイターとして面白いことをやるしかなかったんですよね。



それはなぜかというとテレビから首を切られて時に収入がなくなるからなんですよね。だから大前提としてテレビと交渉できる状況作っとかないと面白いことできないんすよね。じゃあまずライブでちゃんと集客して収益あげれるように意識したんですよね」

西野氏は、「芸人はライブや舞台で飯を食っていけない」という理由からテレビに出らざるを得ない状況に課題を感じています。仮にテレビでの仕事が少なくなった場合に自分の意思決定で仕事を選ぶことは難しくなってくると西野氏は言います。そこで西野氏は「テレビと交渉できる関係性で仕事をする」ということを前提としてテレビの仕事を受けるようにしていきました。これを芸人の枠でなく企業と働く個人(従業員やフリーランス、アルバイト)で俯瞰的に考えると個人が仕事をする際に企業と交渉して自ら仕事を選んでいくということになります。

絵本作家になったきっかけと成功の秘訣


CrowdWorks西野亮廣

現在は絵本を副業として成功させている西野氏ですが、当時のきっかけは意外にも想定外のところに転がっていました。

「25歳の時にはねるのトびらがゴールデンになり、当時はとにかく露出だ! と思いテレビ番組出てたんですよね。その時に収入も良くなったし知名度も上がったし思い描いてた自分にはなったんですよ。でもまだスターにはなってないなと思ったんです。当時のダウンタウンさんとかナインティナインさんとかみたいな影響力みたいなものは自分には兼ね備わってないと思って、ここままじゃやばい! と思いテレビ辞めたんですよ」

「テレビ辞めてからは2ヶ月くらい飲み歩いてたんですよね(笑)はねるのトびらゴールデンでやってる時は週5で休みだったんですよ。そこである日タモリさんに呑みに呼び出されて「お前絵書け、お前のその性格は絶対絵が合う」と言われたんですけど「嫌です」って断ったんですよ。でも絵は興味ないけど文章とかお話し作るのは超好きだと思い、なら絵本ならいいっすねと言ったんですよ。でも僕当時絵本出す芸人嫌いだったんですよ(笑)ラジオとかでボロカスに言ってて、そんだけ悪口言ってたから自分にも批判が返ってくると分かってて、それを跳ね返すために最低でもプロに勝たないといけないと考え、絵をはじめました」

「じゃあどうやったら勝てるかなと考えたときにアドバンテージで戦おうと思って、まず画力負けてるし出版のノウハウもコネも負けてるし、何勝ってるかなと考えた時に時間なら勝てると思ったんですよ。時間というのは一つの作品を作るのにかける時間のことです。本業の人はそれで飯食ってるので一つの作品のスパンが短くなるんですよ。でも僕の場合、絵本はあくまでも副業でメインはお笑いだったので、極端な話、一つの作品に10年かけることができるんですよ。これは本業の人には絶対にできないと思ってこれが副業のアドバンテージかと気づいたんですよ。それから文房具屋さん行って一番細いペン買って、物語を長めにして細かい画風の絵を描こうとしたんですよね。別に細かい画風が好きなわけじゃなくて、時間がかかるようなものを作ろうとしたんですよ。そしたら1冊作るのに3年かかったんですよ。でも絵本作家さんにはこれはできないんですよね、家族がいたりするから」

西野氏は自分の意志でテレビの仕事を辞めてから絵本作家を目指した時に、プロに勝つという目的に対して考え抜いた結果、時間をかけるという点で勝負しようと決意しました。副業だからこそ本業の人に勝てるということは想像しづらいことかもしれませんが、周りとは違う角度からのアプローチを実施し続けた結果、副業として成功を収めたと思います。副業として成功し続けることによって、本業から自然にシフトして自分の意志で仕事をするようになるのではないでしょうか。

自分の夢、目的のための仕事は何なのか本気で向き合い行動する


なぜ西野氏が自分の意志で働き方をデザインしていく考え方に辿り着いたかというと、西野氏は芸人として生計を立てることが目的ではなく、ウォルトディズニーを倒すことだそうです……。そして最近では西野氏はおとぎ町という町を作っています。これもウォルトディズニーを倒すために自分で考えて行動した結果なのでしょう。極端ではありますが、常に自分の働き方と向き合い人生における目的に最適な仕事を今自分はしているのかと模索し続けた西野氏だからこそ、全く新しい自分ならではの働き方を実現できているのではないでしょうか。

皆さんも仕事をしていく中で一度自分の働き方と向き合い、自分の夢や目的を達成するための働き方を自分でデザインすることに挑戦してみてはいかがでしょうか。