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問題ある親の子どもの入学を、拒否してもいいのか

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SCHOOL STREET
EPA時事
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シドニーから3大会連続で五輪に出場した元陸上選手と、一緒に考え、議論を深めます。議論は週刊誌AERAの連載で紹介します。いただいたコメントを抜粋・要約することもありますがご了承ください。

 2004年にオウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の三女が、合格した大学から入学拒否され、それが違法として罰金を命じられるということがありました。それについてとても考えさせられたのを覚えています。

 親の問題が子どもの教育に影響を与えるケースは、他にもあります。ある芸能人の小学生の長女は、親同士のトラブルがきっかけで転校することに。またある有名AV監督の息子が名門私立小学校に合格したときも、OBや在校生の波紋を呼んだそうです。

 さてもし自分の子どもが通う学校で同じようなことが起きたら自分はどう判断するでしょうか。たとえば自分の子どもが通う学校に松本死刑囚の子どもが入学してくるとして、それを受け入れるかそれとも反対するかのアンケートがあった場合、私であれば一体どちらにサインをするか考えました。

 当然のように松本死刑囚の子どもだと考えると子どもたちになにかあったらと考えてしまうと思います。もし教団とのつながりが強かったら、もしこれも一つの動きの一環であったら。そう考えていくと、なるべく同じ学校には通わせたくありません。正しいかどうかということとは別に、やはり親というのは自分の子どもを危険な目に合わせたくありません。なるべくその可能性を排除したいと考えるのであれば、入学を拒否したいというのは許されるのではないでしょうか。

 反対にすべての子どもに教育の機会が与えられるべきだという観点と、親の問題と子どもは切り離されるべきだという観点から見るとどうでしょうか。もし学校側が他の子どもに好ましくないという理由で入学を拒否できるとしたら、少しずつそれが発展して、少しでも疑われたり学校側に不利益があると判断されたりした子どもが排除されていく可能性もあります。また、原則からいえば、すべての親の過去の犯罪歴を調べなければならないことにもなります。他の犯罪者も罪の重さの違いはあれど、問題があるようであれば、その子どもの入学もやはり拒否しなければならないことになるのではないでしょうか。

 私はおそらく入学許可に○をすると思いますが、話し合いの場は必要とするかもしれません。理屈や正しいことは何かはわかっていながら、一方で現実問題として自分の身に降り掛かっているとそうともいえないこともあります。

 問題ある親の子どもの入学は、拒否してもいいか。皆さんのご意見をいただきたいと思います。

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